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ものおもへば沢の蛍もわが身よりあくがれいづる魂かとぞみる――愛する男を失った式部が,神の力によって悩める魂を鎮めるべく貴船神社に詣でた折の歌である.この日記は,多くの男性遍歴の中で,とりわけ深い愛情を捧げた帥の宮との恋愛生活を,宮との贈答歌を中心に叙述したもの.式部研究第一人者による新校注.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年04月14日
彼女の歌をみて、やりきれない、ひとの性をみた。
自分といふものをひと一倍頼みにしながら、その実、誰かを求めずにはいられない弱さを同時に抱へて生きてゐる。それは、生れてきてしまつた以上、避けられないこと。ひとは、さうあることをやめられない。自分以外を生きることも、自分以外になることも、できない。
哀し...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
中古文学を読むのは久しぶりなので
意味を理解するのに骨が折れました。
文章の美しさは中古文学が素晴らしいと思いますが、
読みやすさは中世以降の文章が読みやすいです。
冷泉院の第三皇子である弾正尹為尊親王と死別し
その弟である第四皇子、太宰帥敦道親王(帥の宮)との
恋の始まりから同居までを記した日...続きを読む
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