法王庁の抜け穴

法王庁の抜け穴

1,298円 (税込)

6pt

3.6

奇蹟によってカトリックに回心したフリーメーソン会員のアンティムと、幽閉されたローマ法王を救い出すという詐欺を企てる《百足(むかで)組》の首領プロトス。そして、予期せぬ莫大な遺産を手にしながらも「無償の行為」に走る19歳の青年ラフカディオ。登場人物それぞれに起こる偶然の出来事が複雑に絡み合う。時代を画したジッドの傑作「犯罪小説」。

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法王庁の抜け穴 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ジッドの小説は高校生の頃に『狭き門』『地の糧』『背徳者』などを読み、何となく卒業。何十年振りかに手に取ったのが本書『法王庁の抜け穴』だが、こんなにも面白い小説だったのかと驚いた次第。

     各章は次のとおりだが、第四の書を除き、その章で主に活躍(?)する登場人物の名がタイトルとなっている。
     第一の書

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    信じていたもの、頼らざるおえないものが一転する人々が絡み合う話。

    人物造形に滑稽さがあって、油断して読んでいたが、ある登場人物の行動からこれまた色々と考える話に転じる。
    作者の誤りなども含めて作品への姿勢の表れとする&話の中にも内包する技とは…なんか狡い。

    当時の史実も混じえたり、混じえ

    0
    2022年04月22日

    Posted by ブクログ

    2/3くらいまで、アルセーヌ・ルパンみたいで面白い!と思って読んでいた。
    残り1/3で、変わった。面白い、だけではなくて。

    ルパンの印象と被ったのは、ラフカディオの飄々としたところと、この光文社古典新訳の「あそび」ある訳が、ハヤカワ版のルパンの新訳(ルパンは自分を「わし」とは言わない!)によるイメ

    0
    2022年02月23日

    Posted by ブクログ

    「狭き門」は読んだか読んでないのか記憶にない。しかし作家名作品名共に重みのある存在ですが、
    今作はそんなクソ真面目はイメージとはちょっと違う、ふわっとした雰囲気でした。

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古い作品のわりに、新訳でとても読みやすかった。キャラクターがそれぞれクセがあり、人間らしく魅力があって楽しい、エンタメ作品。
    でも、アメデが殺されてしまう展開に、えーと思ってしまった…。
    プロトスの嘘から全ては引っ掻き回され、アンティムは改心したと思ったら最後にまた法王庁批判、アルニカもサクッと別の

    0
    2022年03月11日

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