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Posted by ブクログ
人間が想起してきた「魂の形」とはなんだったのか、というテーマで日本や中国の神話や伝承、古代エジプト、ギリシアの神話、インド神話、キリスト教のモチーフなど時間と文明を広く渡って思索が展開する。
蝶や蜜蜂、鳥など、翼あるものの中でも特定のモチーフが隔たった文明で共通して魂を表す形として用いられるのが面白い。テーマの力もあってか、生と死、文明を移ろっていくうちに夢うつつのような気持ちになってくる。文章は固めだけど、不思議とふわふわ軽く頭の中を流れていく印象なのでそのせいもあるのか。
「しかし魂について人が想いめぐらすことは、みな夢のように根拠がなく、夢のように真実なのではあるまいか」と著者は書いているが、想い描かれる魂、その矛盾やあいまいさをはらんでいながらも力強いさまは確かに「夢のように真実」としかいいようのないものだった。
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