ひと月だけの恋人

サブリナ・フィリップス / 柿沼摩耶

フェイは意を決してダンテのもとに向かっていた。父の代から続く老舗レストランの経営が危機に陥り、大富豪のダンテに出資を頼むしか道がなくなったのだ。六年前、フェイは彼にデザインの才を見出され、会社に引き抜かれた。まだ十八歳だったフェイは、彼に惹かれる気持ちを抑えていたものの、ある夜、とうとうバージンを捧げてしまう――数日後、簡単に捨てられるとは想像さえもせずに。やっとその傷が癒えたのに、今さらこの憎い男に頼るしかないなんて。皮肉な笑みを浮かべてフェイを迎えたダンテは、出資する条件として信じられない言葉を口にした。一カ月間彼のもとで働き、六年前の関係を再開すること、と。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン・ロマンス
• 電子版発売日: 2011年01月31日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

普通のR
ヒーロー：ヒロインをビッチ扱いするも惹かれてしまいジレンマ
ヒロイン：一方的にヒーローを愛していることに耐えられなくて逃げてしまう

[ブクログ · ★★★☆☆]

昔、愛し合った上司に、親から引き継いだレストランのため融資を頼みに行くヒロイン。
上司はヒロインのことを誤解していて、復讐のために、愛人になるなら金を出すと言う・・・

ヒロインは無垢で、何も悪いところがないのに、何故ここまでこじれるかと言えば、ヒーローの思いこみが激しいから。
もう少し自分の心に目を向けていたら、6年も無駄にしないで済んだのにね。