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たかがお菓子というなかれ。甘さのかげに歴史あり。愛とロマン、政治に宗教、文化の結晶としての世界のスイーツ101の誕生秘話!
すっかり日本でもおなじみとなったマカロン。原形は数あるお菓子の中でも大変古典的な部類に数えられます。
宗教の時代ともいわれる中世ヨーロッパ、その流れを引いた近世で政略結婚を含めた各国の交流が進んだ背景のもと、マカロンの旅も始まりました。まずイタリアのフィレンツェの名家メディチ家のカトリーヌ姫が嫁ぐ時に帯同した製菓職人の手によってフランスにもたらされました。それを機にフランス各地で作られるようになり、それぞれの地で銘菓として評価されていきます。17世紀~18世紀には各地の修道院でつくられるマカロンが有名となり、それを求めて時の皇太子ご夫妻が修道院を訪れたこともありました。――政略結婚によって他国へ伝わったマカロン、参拝記念として配られたレープクーヘン、名称をめぐって裁判にまで発展したザッハートルテ、また大航海時代、ポルトガルによってはるばる日本までやってきたカステーラ……。南蛮菓子からヨーロッパ・アメリカへ渡り、またアジアへ戻るお菓子にまつわる物語。ヨーロッパとアジアをつなぐトルコのロクムやちょっと切ない誕生経緯のハワイアン・バター餅など新たに9話を追加しました。製菓業界の第一人者がお届けする世界をめぐるお菓子101話。
(原本・吉田菊次郎『万国お菓子物語』、晶文社、1998年。文庫化にあたって新たに9話追加しました。)
本書で取り上げるお菓子
南蛮菓子
カステーラ
ボーロ
コンペイトウ
ビスカウト
世界のお菓子
マカロン
チョコレート
シュトレン
ザッハートルテ
ポルボロン
プディング
スペキュラース
悪魔のお菓子と天使のお菓子
月餅
日本のお菓子
ショートケーキ
饅頭
お汁粉
どら焼き
外郎
ちんすうこう
ほか
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Posted by ブクログ
和菓子も含めて、世界のお菓子を2-4頁で解説している。序盤の有名なお菓子では、類書の方が突っ込んでいたりして物足りないと思ったが、聞いたことのないお菓子が増えると、むしろちょうでいいと感じた。
個人的には、マリーアントワネットのお菓子を食べれば〜は、実は……という話。
著者のお菓子への愛が感じられ、知らなかったお菓子を食べてみたいと感じた。和菓子も、日本ならでは工夫に触れており、世界の中の和菓子を知ることができるのはありがたい。
1998年発行の本をベースにしているので、加筆しているとしても、ここ数年のことを反映し切れていないと思えるのが残念。あと読み物で仕方ないが、やはりお菓子はカラー写真で見たい。
Posted by ブクログ
日本洋菓子界の第一人者が読み解く世界のお菓子誕生秘話。
南蛮菓子 フランス スイス ドイツ オーストリア
イタリア スペイン ポルトガル イギリス
他のヨーロッパの国々 アメリカ 太平洋の国々
アジアの国々 日本の洋菓子 和菓子 日本各地
カラー口絵4ページ。本文にはモノクロ画像。
コラム、参考・引用文献、主な著書有り。
世界の国や地域の代表するお菓子には、どんなルーツがあるのか。
様々な資料や文献を調べ、実際に現地で確かめ、考察しています。
江戸時代等の古書や古文書に登場する、南蛮菓子の正体とは?
世界の国や地域の様々なお菓子のルーツと姿は?
日本の洋菓子や和菓子、郷土菓子、日本最古のお菓子についても。
地域に根差すお菓子や他地域との交流、伝統や宗教の影響。
豊富な蘊蓄は、お菓子の雑学と豆知識となる興味深い内容。
遥か古代より綿々と繋がるモノもあれば、
変化により名物となるモノ、新しく生み出されるモノ、有り。
まことに人間の知恵は果てしがないと思うと言うのも、納得。
特に日本人の創意工夫には、感服してしまう。
スイート・ポテトやショートケーキは、
そんな逸品だと、つくづく思う。美味しいし~。
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