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2016年春、東京で「ひきこもり女子会」が開かれた。訪れたのは、「介護離職を機に家から出られなくなってしまった」「男性のいる場に行くのが怖い」という、ひきこもりの女性たちだ。「主婦」や「家事手伝い」に分類されてきた、「見えないひきこもり」が可視化された瞬間だった。ひきこもりには女性も性的少数者もいるし、困窮する人も、本当は働きたい人もいる。そして、それぞれに生きづらさを抱えている。ひきこもり当事者の著者が、「ひきこもり1686人調査」と自身の体験をもとに、ひきこもりの真実を伝える。
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年08月24日
■ひきこもりの支援というと「社会に適応させること」と思っている人が多い。問題があるのは本人(又は家族)であるから、その当人を指導、矯正して元の社会に戻すという発想。
問題があるのは本人ではなく、社会の方かもしれない、という視点は必要だ。「ダメな人」を矯正して社会に戻すという発想ではなく、様々な個性や...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月03日
とてもとても良かった。著者がひきこもり経験者というのがとてもよく伝わる内容で説得力があった。
前半はひきこもりについての実態調査内容、支援の仕方や居場所づくりの大切さと作り方など支援する側のあり方。
後半は著者の林さん自身のどうしてひきこもってどのような経緯でまた生きていこうと思ったかが書かれて、最...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月02日
著者は、不登校と「ひきこもり」の経験者。
40歳近くに社会復帰を果たす。その間何をし、何を考えていたのか。原因は何だったのか。同じような境遇にある人は、何を求めているのか。実体験をもとにリアルを語る。
不覚にも読み始めて気づいた。著者は女性だ。ひきこもりは、なんとなく男性だという先入観があった。著...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月18日
半分以上は同じような内容の
繰り返しかなという感想だったけど、
第四章以降から、読みたかった内容が
かかれていたのでそこからは
興味深く読んでいった。
ひきこもりだけではなく、
ヤングケアラーなど本人が
自分のほかにも同じことで
苦しんでいる人が居るんだと
気づけること、知ることで
少し何かかわ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月19日
著者の林恭子さんの実体験を述べられている第四章は、今までに読んだひきこもり関係の本の中で一番具体的な実体験の内容を述べらています。
林恭子さんは、ご自分の実体験をこうして外部にアウトプットしたかったのだと思います。
参考になる人達がたくさんいるはずです。
子供の頃から、荒れていた中学でのこと、転...続きを読む
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