大杉栄自叙伝

大杉栄自叙伝

4,395円 (税込)

21pt

5.0

1921(大正10)年――、雑誌『改造』の求めで連載を起こすも、関東大震災下の「甘粕事件」により、未完で遺された傑作。「陛下に弓をひいた謀叛人」西郷南洲に肩入れしながら、未来の陸軍元帥を志す一人の腕白少年が、日清・日露の戦役にはさまれた「坂の上の雲」の時代を舞台に、自由を思い、権威に逆らい、生を拡充してゆく。 日本自伝文学の三指に数えられる、ビルドゥングスロマンの色濃い青春勉強の記。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大杉栄、20歳過ぎまでの前半生。どこかルソーの『告白』を思わせる。
    幼い時から喧嘩好きと女好き、早熟な性体験、権威に対する反抗、猫殺し、陸軍幼年学校での騒動や男色とドロップアウト、中学編入の替え玉受験、東京外語での勉学、などなど、いろいろなものが詰まっている。これを読んでゆくと、彼のアナーキーさはそ

    0
    2025年05月08日

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