松本隆 言葉の教室

松本隆 言葉の教室

1,200円 (税込)

6pt

稀代の作詞家が教える“ポケットいっぱいの”日本語の秘密

「風をあつめて」「木綿のハンカチーフ」「ルビーの指環」「赤いスイートピー」「硝子の少年」……
伝説のロックバンド「はっぴいえんど」でドラムと作詞を担当。
解散後は作詞家として2000曲以上を手がけ、
50曲以上がヒットチャート1位に。数多くのヒット作を生んだ---

夕陽を言葉にしてごらん
世界が一変するよ



もくじ

はじめに ―

レッスン1 記憶は宝箱 創作の源
堆積した記憶のなかから取り出す
幼い頃に観たドイツ映画から
場所の記憶
本の記憶
多感な時期の読書歴
自由気ままにインプット
音楽の記憶
いいものが残っていく

レッスン2 視点と距離 どこから切り取るか
目に映るものをノートに書いてみよう
通りから見た風景
視点をどこに置くか
一枚はさむ
目の高さを意識する
距離を正確に表す
自分とはなにか、3人称の視点
心を動かす訓練を

レッスン3 光と陰 美しさを際立たせる
デフォルメとアンプリファイ
針で突っつく
陰を描くことで立体的に
死が生を輝かせる

レッスン4 あなたが好きって伝えたい
ディテールを積み上げる
ふっと心が動く瞬間
共感を凝縮
色が移ろう
失意のまま終わらない
俯瞰する視点

レッスン5 リズムとバランスと美意識
易しく伝える
語感の気持ちよさ
字数を意識する
バランスの美意識
言葉によって世界を立ち上げる
色を表現する
とにかくたくさんの言葉を知る
言葉の並べ方
「ポケットいっぱいの秘密」の秘密
ダサかっこいいを極める
カナリア諸島と煉瓦荘

アフターレッスン 松本隆のポリシー
普遍性はどこから生まれるか
コツコツ積む
ときに休憩も大事
音楽も言葉も廃れはしない
歌はみんなの財産
日本語へのこだわり
きみをさらってゆく風

松本隆をめぐるナイン・ストーリーズ ―― 延江 浩
0.風街を往く
1. 喪われた東京
2. レイバンと髭面と幸福な春休み
3. はっぴいえんど結成
4. 日本語ロック
5. きっかけは「ガロ」
6. 5人目のメンバー
7. 作詞家に転職
8. 時代を創る
9. ありったけの愛

あとがき

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松本隆 言葉の教室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本に出てくる歌はどれも有名な曲ばかりでした。アイドルが歌うから有名になったのではなくこの歌詞だからいつまでも口ずさめる歌なんだとあらためて気付かされました。
    難しいことを易しく言うのは難しい、という一文があるが本当にそうだと思う。簡単そうであるが真似ができるものではない。
    どの曲も聴いているとそ

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    とっても良い。毎日忙しくって、コスパ、タイパをいつも気にして生きてしまうけど、日常の歓びは真逆のところにありそうです。いろんな視点で今を見てみましょう。そう思わせてくれる本です。

    0
    2024年09月29日

    Posted by ブクログ

    寝る前に松本隆のことばを読みながら、音楽に耳を傾ける時間はやすらぎのひとときだった。
    彼がどのようにして言葉を紡ぎ、それに真摯に向き合ってきたのかがよく分かる一冊。彼こそが日本の作詞家である。
    どの歌の話も良かったが、『君は天然色』では涙を流してしまった。

    0
    2023年09月14日

    Posted by ブクログ

    この本は教室という言葉が題についているため、作詞方法やアイデアの作り方など、何かしらの学びを習得しようとする方が読むのかもしれない。そういった、本の内容を箇条書きにしてまとめるような、学びの情報のみを求めている方には向かないと思う。
    松本隆のこと、はっぴいえんどが好きだった方にはきっと届くはずだ。

    0
    2022年03月16日

    Posted by ブクログ

    説明する文章とは全く違う。

    削ぎ落とした言葉で、誰もが持ってる感情やイメージを想像させるって、もはやアートだと思う。

    0
    2021年12月15日

    Posted by ブクログ

    この本は
    延江浩さんという方が手掛けた作品
    前半は松本さんの語り口で書かれており
    後半からは延江さん語りで
    松本さんとの思い出も交えて書かれています

    作詞のレクチャーとしても
    読み応えありますが
    常日頃 日本語を大切に使いたいと
    考えている私にとって
    表現方法など学びがありました

    そして
    何故 

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    よくぞ本にまとめてくれました!!

    と思うほどの読後感。
    松本隆の世界は、広く、深く、清潔で、眩くて、
    胸の奥に静かに落ちていく。

    その秘密が語られている。

    圧倒的な読書量と、知識欲、行動力、
    人を想う心のあたたかさ。

    よく読む人がよく書く。
    世界を見つめる目の確かさと、美意識と、
    知性が、あ

    0
    2025年04月25日

    Posted by ブクログ

    松本隆という作詞家の人柄を知るために読んだ。教養があり、普遍性を求め、バランス感覚に優れている方だと感じた。この人間性がとても好きだなと感じた。

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    松本隆は東京を風の街と表現してるのか
    「風をあつめて」は勿論、「ルビーの指環」もそうだなぁ

    東京の移ろいやつさも、冷たさも切なさも
    確かに風の街だなー

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    松本隆さんの名曲がどのようにして生まれたのか、作詞家として心がけていることは何かなど、本人が自分で解説している。松本隆さんの見てきた世界がこんなにも美しく、それをちゃんと言葉で表現できるのが良い。でも、最後らへんは松本隆さんじゃない人が長々と文章を書いてるので、そこが少し不満かなという感じ。

    0
    2024年07月23日

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