プルーストへの扉

プルーストへの扉

2,079円 (税込)

10pt

4.0

ここからはじめる『失われた時を求めて』

2021年で生誕150年を迎えるマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』は、多くの人にとって「いつかは読んでみたい」「途中で挫折したけれど、もう一度挑戦したい」小説のひとつでしょう。3000ページからなり、500人の登場人物がいるこの作品を、プルースト自身は大聖堂に喩えています。圧倒的な大きさ、この上なく精緻な細部に、躊躇したり、読む気をなくしたりするのは無理もないことかもしれません。
この本の目的はただひとつ、そうした先入観を払拭することにあります。著者は斬新でわかりやすい3段階のアプローチで『失われた時を求めて』への扉を開いてくれます。まず、プルーストとはどういう人物だったのかを確認します。そして、厳選した引用をちりばめて基本的な登場人物たちを紹介しながら、なぜプルーストを読むのかということについて、12の理由から考えていきます。最後に「花咲く乙女たちのかげに」の断章の分析を試みることで、プルーストの書き方の特徴にふれます。巻末には訳者による固有名詞索引や関連年表をつけました。
そっと背中を押すように、この本はきっとあなたを『失われた時を求めて』の世界へと連れていってくれることでしょう。

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プルーストへの扉 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年03月27日

    「失われた時を求めて」への案内本ということになるのかな。この本自体はとても分かりやすい。ちゃんと「プルーストの文章はなぜ分かりにくいのか」まで解説してる。
    でもテーマごとの解説で「失われた時を求めて」から引用される文章が、ホントに分かりにくいんだ。「コンブレー」を読んでた時の悪夢が蘇ってきたよ。

    0

プルーストへの扉 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    白水社
  • ページ数
    182ページ
  • 電子版発売日
    2021年10月29日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    7MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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  • ・ブラウザビューア

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