ジュリアン・バトラーの真実の生涯

ジュリアン・バトラーの真実の生涯

2,475円 (税込)

12pt

佐藤亜紀氏・高遠弘美氏・伏見憲明氏・富士川義之氏・柳下毅一郎氏、推薦。もうひとつの20世紀アメリカ文学史を描く壮大なデビュー長編小説!

ジュリアン・バトラー。
トルーマン・カポーティ、ゴア・ヴィダル、ノーマン・メイラーと並び称されたアメリカを代表する小説家。バトラーの生涯は長きにわたって夥しい伝説的なゴシップの靄に包まれていた。しかし、2017 年、覆面作家アンソニー・アンダーソンによる回想録『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が刊行され、遂にその実像が明らかになる――。
今、もうひとつの20世紀アメリカ文学史が幕を開ける。

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ジュリアン・バトラーの真実の生涯 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文章というか字面が美しく、史実に忠実な部分は大変忠実で、かつストーリーテリングに富み(表現、変かな)、キャラクターの造形が素晴らしい、希有なフィクション。長さもまったく苦にならなかった。

    主人公のジュリアン・バトラーは、美しく破天で、江口寿史のひばりくん以来の、魅力的な男性の女装キャラ。一方、語り

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    博覧な英米文学史に基づく壮大なホラ話。でも愛と書くことについての物語でもあります。

    これがデビュー作なんて!とも思いますが、デビュー作だから詰め込めるものを全て詰め込むことができたのでしょう。(小説家としてはこれから大変なような気もしますが、これを世に出せれば著者は本望なのではないかと推察いたしま

    0
    2022年05月08日

    Posted by ブクログ

    よく調べてアメリカの小説の翻訳かのように書かれているので驚きである。実際の小説家も見てきたかのように書いてある。翻訳といわれてもわからないであろう。

    0
    2022年04月20日

    Posted by ブクログ

    これはやばい、きた、滅茶滅茶面白い。
    真実ってある面から見れば、全然意味無いんやねと思わせてくれる。主要参考文献さえもがどこまで事実なのかも分からず、どこまでが本当なのか?と心のどこかで目を凝らそうとするんだけれども、一蹴されることも心地よく感じる。
    いやぁ、小説ってこういうもんですよね、こんなに興

    0
    2022年04月03日

    Posted by ブクログ

    星5個じゃ足りなくて50個くらいつけたい。今年の1冊は決定した(まだ2月だけど)あまりの面白さに、読みながら何度か本をぶん投げたくなった。人は酷い本を読んだ時だけじゃなく信じられないほど面白い時にも本を叩きつけたくなるんだな。ジュリアンとの出会いの場面が魅力的で(「じゃあ花屋が来るから」)その2ペー

    0
    2022年02月12日

    Posted by ブクログ

    たいていの文庫本には、本篇の後に研究者による解説が収めてあって、本篇よりもその解説の熱さにグッとくること、良くあります。そういう優れた解説を読んでいる感じでした。

    この作品はたしかに、「ジュリアン・バトラーを求めて」の併録を以て完全版、です。本篇と後書き・バトラーとアンダーソン・僕と作者・フィクシ

    0
    2022年01月30日

    Posted by ブクログ

    妖艶な女装に身を包んだホモセクシュアルの男性として20世紀を生き、世間を震撼させるような文学作品を世に生み出しながら毀誉褒貶の中でトルーマン・カポーティやアンディ・ウォーホルらとの親交で知られたジュリアン・バトラーの生涯を描いた作品。当時のアメリカやヨーロッパの世相、そして何よりもカポーティなどの多

    0
    2021年12月31日

    Posted by ブクログ

    芸術をめぐる、無邪気な天才肌と実直な凡人との物語は既視感あるけれど、彼らが繰り広げる悲喜劇はやはりとっても面白い。
    虚構をリアルに落とし込む、作者の筆力と知識と熱量に圧倒された。

    0
    2023年11月07日

    Posted by ブクログ

    記憶の捏造。緻密に作り込まれた虚構により、バトラーは存在を与えられたのでしょう。フォレストガンプや歴史物もにたようなものか。

    0
    2023年08月06日

    Posted by ブクログ

    本編は当事者による回顧録という形でジュリアンバトラーの人物像やその関係性を描き、あとがきは第三者による調査で当事者が語らなかったことを解明して真実を添えるという構成なのかな。
    ジュリアンバトラーを裏で支えた人物との共依存や愛憎や破滅的な生活は、何となくイメージしていたものとピッタリ合って、実在する作

    0
    2023年06月17日

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