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日本の医療を本気で憂う医師とジャーナリストが語る、鉄門の錆。
東大医学部の人たちに恨みも嫉妬も何もありません。
むしろ偏差値でトップを獲れるような才能の持ち主は、
「国の宝」とすら思っています。
でも、そんな「国の宝」を社会が活かし切れていない。
そのことを、とても残念に思っているのです。
それどころか、もし若い人たちの才能をスポイルしてしまっているのだとしたら、
我々大人たちの責任は重大です。 ――鳥集徹
東大理Ⅲに入った子は、その合格に胸を張っていいと思いますが、
東大の中で出世すればいいという悪しき価値観に染まってほしくありません。
自分の実力で勝負しその能力をいかんなく発揮してほしいし、
それによって日本の医学をより良いものにしてほしい。
教授と喧嘩になってもいい。
ある種の宗教団体のようになってしまった東大医学部が変わって、
若者たちの才能が発揮できる場にならなければ、
日本の医学はお粗末なままです。 ――和田秀樹
現代の医療と教育に横たわる問題が「東大医学部」を語ることで見えてきました。
忖度なし! ほとんど実名! だけどこれは悪口ではない。未来への本気の助言です。
Posted by ブクログ 2020年10月13日
帯に書かれているような軽い読み物ではない。著者自身が灘から東大医学部を出た精神科医だが、内部から見た光と闇、功罪を問うている。最優秀の頭脳が、権威主義の環境の中でスポイルされていく闇の存在が、実例を通して披瀝されている。様々な医療過誤の事例を取り上げ、理不尽な経緯を詳らかにすることで、東大医学部の在...続きを読む
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