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Posted by ブクログ
ヘタレ男前(ただし割合フツメン)×ツンデレ乙女(ツルペタ美少女)というヒロインとヒーロー設定がまず好みどストライクだったわけですが、最近ナオト・インティライミさんの『君に逢いたかった』を聞いて、あーこの本のテーマソングかも…と思いました。ちょー山奥という地で育ってしまったせいで同年代の人が怖いヘタレな主人公が凛と立つスケバン少女に恋する話、というのが一言でまとめたこのお話の大筋。対人恐怖症のせいでおおいにヘタレってますが主人公補正としてやけに人の気配に敏感だったり、ヒロインの心の機微にさとかったり、男気をみせるときにはみせるという武器を持った主人公の頑張りに、ツンデレで、とある事件がきっかけでつっぱるしかできなくなったヒロインが惹かれていく様子がかわいらしくもほほえましくて、ヒロイン・ヒーローともども応援したくなる小説です。沖田先生の作品らしく、ばかばかしいところはばかばかしく、ときめくポイントはときめいて、読みやすい一冊です。登場人物たちがそれぞれ名前や作品タイトルの由来になっているおとぎ話をモチーフにした性格、出生、トラウマを抱えているのでそうしたパロが好きな人のツボにも入ると思います。どんな時でもヒロインの心情をわかってあげて、無条件に味方になって、どれだけヒロインがうそつきオオカミの毛皮をかぶっても、その奥にある本当の女の子の姿を見つけてあげる猟師な主人公は王子様ではないけど、かっこいいと思います。君に逢いたかったの2番の歌詞がそのまんま主人公の姿過ぎて、個人的にはうあぁぁあってなりました。好きなものが重なるのってなんとなくうれしいです。
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