あらすじ
若くして皇帝の座に就いたヘリオガエリス。
美しく聡明と謳われる彼だがその本性は女装・被虐趣味・乱交と
自らを穢し快楽を貪ることが好きな淫乱皇帝であった――!
そんな彼が目を付けたのは貞操を守り、禁欲生活を送る神官。
フェラで神官を起こし「神の子を作る」という名目で
自身のぷにぷにアナルで童貞チンポを貪り食らう……。
淫欲にまみれた宮廷史、ここに始まる!
感情タグBEST3
まさか史実系フィクションとは
最初は「絵が綺麗!」「受けの子のビジュアルが好み!」で読み始めた本作。
エロ主体のBL漫画として画力も構成力も高くてそれだけでも大満足なんですけど、まさかの史実系フィクションと知って驚きました。
モデルは暴君ネロよりも最悪のローマ皇帝と言われた「ヘリオガバルス」。(実は名前からしてモデルを隠す気がない)
彼についての伝承を知ってから読み返すと史書のエピソードを上手くBL風に翻案してあるので2度美味しかったです。
第1話で太陽の神官を誘惑するのはヘリオガバルスが実際に処女の巫女を犯して結婚したエピソードから。
第2話でいきなり粗末な村男の「妻」になってSMを始めたのも奴隷の男性と結婚してかなりアレな夫婦生活を行っていたエピソードから。
ただこれが「史実を元にしたフィクション」だとより強く感じさせるのはベリオガエリスから側近の教育係ユリウスに向けられる感情でしょうか。
史実のヘリオガバルス皇帝は冷静な行動を取るように諫めていた家庭教師を鬱陶しく思い処刑してしまいます。
対して本作のヘリオガエリスは真面目人間ユリウスにも隙きあらばモーションをかけ、自分のペースに引き込もうとしています。
この二人の関係は第三話で大きく動き、いいところで次の話を待たされている状態なので更新が待ち遠しいです!