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天才漫画家、ひさうちみちお。1976年、パリの公衆便所で客を漁る美男子を主人公にした『パースペクティブキッド』が「ガロ」新人賞に入選し、その後は同誌を中心に活躍。80年代にはニューウエーブ漫画の騎手として脚光を浴び、常識を覆す手法で漫画界に衝撃を与えた。『天馬博士の愛の渇き』には、「鉄腕アトム」までもが登場する。ロボットを造り出した科学者・天馬博士は、脳の転移を求めて女体をまさぐっていく。これぞエロ劇画を超えたアートな世界!
【目次】
真空治療
オマンチャの男
ガラスの靴
職員会議
愛の亡霊
天馬博士の愛の渇き
白鳥の湖
事件の核心
罪と罰
デジタル イライフ
女博士の異常な愛情
自立する女性の一例
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シュールなアートの極致
エロ劇画の枠組みを借りつつも、過激なビジュアルとナンセンスな展開で、既存のジャンル規範を解体する。 エロ劇画でありながら、一切性的な興奮を覚えることはない。 シュールなアートの極致を描く典型ともいえるが、その過激さと深みは、新鮮な衝撃だ。 これは一読しておいた方がいい。
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