【感想・ネタバレ】死ぬためにきた町のレビュー

あらすじ

神崎は自殺するためにこの町にやってきた。お金も仕事も男もいっぺんに失った40歳。子供を産むことさえできない身体になり、もう死ぬしかないと考えていたのだ。全財産は妹から盗んだ20万円。使い切ったら全てを終わりにしようと思っていた。とりあえず適当なホテルに泊まり、近場の閑古鳥が鳴いていそうな小料理屋へ。ひとりで夕食を食べていると、思わぬ男と再会する。高校時代にフラれた相手・鳩山弘毅だ。当時の彼はサッカー部に所属し「カッコいい都立高生」として雑誌に載ったことがあるほどの人気者だった。神崎が彼に告白した噂は学校中に広まり、壮絶なイジメを受けた。思えばあれが人生最初にして最大の躓きだったかもしれない。そんな因縁の相手も20年経ち、中年の貧乏くさいクズ男に変貌していた。金を貸すと言ってホテルの部屋に誘う神崎。彼と人生最後のセックスをすることになり……。

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匿名

ネタバレ 購入済み

行き詰まった主人公の選択

いじめで高校も中退し、ロクな男に関われなかった主人公が散々自分に迷惑をかけてきた妹から20万円を盗み、旅に出ます。
その場末の温泉街で高校時代、好きだった男と再会しますが、ダメ男に堕していました。
男との性愛描写も良いです。なんだかんだ、死なずに生き延びるっぽい終わり方でした。

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2025年05月07日

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