【感想・ネタバレ】蜜味の指のレビュー

あらすじ

〝紫城麗美〟の筆名で官能小説を書いているテンコ。内向的な性格で男性経験はほとんどない。あるときAV撮影現場で出会った助監督の楠田と関係を持つ。テンコは性に奔放な麗美を装うことで自らを解放し、過激なセックスの快楽に酔い痴れていく。「あぁ、もっと欲しいの……」。すれ違いながらも、心と体の奥底から性愛を求め合う男女の官能小説。

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Posted by ブクログ

官能小説家・紫城麗美、こじらせキャラのなんて面倒臭いオンナなんだと思いながら読み進めましたが、終盤、紫城麗美という仮面を脱ぎ捨て、素の自分・テンコ(本名山中典子)を曝け出すことができ、楠田との性愛を求め合う場面は官能的で羨ましくもありました。エピローグはいるかなぁと思ったけれど、熱を帯びた気持ちを静め、恋愛小説を読んでいるかのようにキュンとさせてくれ、良い読後感を与えてくれました。

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2022年12月30日

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