【感想・ネタバレ】華宴のレビュー

あらすじ

最愛の男・見山と結ばれたいのなら、この試練に耐えること……。人里離れた宿で、画家、書道家、刺青師など六人の男と肌を合わせる女子大生・緋絽子。戸惑いつつも、被虐の美味を知った彼女の肉体は大きく変貌する。伝統美の中で織りなされる男女の究極の性宴。名作とうたわれた処女作「卒業」を改題して遂に電子書籍化。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

おそらく、官能小説であらねばならぬという理由のために、すべての彼女の作品が好きなわけではありません。
また、官能小説の「過激さ」は、この作品だけではないと思います。
でも、この綺麗な作品は、官能小説の新文学的な側面をよくあらわしていると思います。

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2012年01月18日

匿名

購入済み

文学的

下品に見えない美しさを備えた作品。ごく普通に日本文学を読んでいるかのように。自然の背景や心の隙間をうまく表現していて汚さが見えない。良き作品。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

好きになった男性・見山と結ばれるには、彼以外の六人の男に試される為、ひとりの人を十日ずつ受け入れなければならない緋絽子。好きな人の前で別の男に抱かれたり、その男達のそれぞれの相手の女性達にまでも…と全く理解はできない状況にも関わらず、男達は画家や書道家、刺青師、使われる小道具も筆やお香に組み紐といった伝統的な物で、描写はとても官能的なんだけど、下品な感じがないどころか綺麗でそそられました。この著者の他の作品もぜひ読んでみたいと思います。

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2022年12月30日

Posted by ブクログ

初期タイトルだったら確実に手に取ってないと思うので、今回『華宴』という美しいタイトルと、それに相応しい装丁で出されたことが有り難いです。カテゴリは官能小説ですが、和の伝統美をちりばめた描写は文学的であり、女性が読んでも魅力的な作品だと思います。ただ、個人的にラストの祝宴はちょっと生理的に退きました;(苦笑) 集った女性たちも素敵でしたし、祝宴の仕度までは好みだったんですけどね…。

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2009年10月04日

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