【感想・ネタバレ】秘めやかな蜜の味のレビュー

あらすじ

古い雛人形を見に来ないかと妙齢の女に誘われ――「雛の家」、山菜採りに出かけて遭難したところを山奥に一人で暮らす女に助けられ――「山の女神」、学生の私に梅仕事を教えたのは――「梅供養」、隣家の若奥さんに言い寄られ――「夜叉」。マンネリムードの妻との二人暮らし、田舎町でプチ隠居生活を送る兵動牧衛を襲う「女難」の数々を描く七話。「ぴったりだわ」「欲しい?」淫靡な女たちはなぜ牧衛にこだわるのか……。まどろみのなかでの情交を魅惑的な筆致で描く幻想性愛小説。

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Posted by ブクログ

田舎町でプチ隠居生活を送る男に襲う女難の数々。女たちはなぜ男に寄ってくるのか。夢か現実か分からない、まどろみの中の情交を魅惑的な筆致で描く幻想性愛小説。
羨ましいくらい魅惑的な女性から言い寄られる主人公だが、それは命を削られている瞬間であることが伝わる。生と死は表裏一体であり、情交の側面には人類の神秘が隠されている。

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2018年07月25日

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