【感想・ネタバレ】Gのカンバスのレビュー

あらすじ

眼鏡美人の国語教師恵子先生、大人びた美少女白根桜子――。昭和四十六年、三崎高校一年の如月吾郎は、女神とも崇める女体を想い、日夜、オナニー生活に明け暮れていた。放課後の部室でハイライトを燻(くゆ)らせつつ夢想する童貞喪失の日は、未だ遥かに遠いのであった。人気官能作家が綴る、99%自伝的青春小説。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

男子にしかわからないかもしれない童貞青春小説。中高生の息子を持つ母親は読んでみたほうがいい。今の時代は知らないが、昭和の中高生はこんなもんだった。今もきっと大して変わらないだろう。そして、こんな風に、仲間や先生たちと付き合えるというのは、うらやましいことでもある。

鹿島茂氏の解説も秀逸。
「青春小説というものは、過剰生産に陥って彷徨する精液の物語」、「衣食足りて変態を知る」。納得。
(410)

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2018年10月12日

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