あらすじ
男勝りな摩耶と美しい百合香、女どうしの同棲生活には甘美で濃密な時が流れていた。指や舌、前歯に唇に太腿……。あらゆる部分を使った優しく執拗な愛撫が、女にしかわからない秘所に失神するほどの快楽を与える。だが永遠と思われた二人の関係が終わりを迎えた夜、女は最愛の女を殺すことにした――。純粋で頽廃的な愛を描く官能レズビアン小説。
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Posted by ブクログ
ますます「好きな作家です」と紹介しずらくなっていく大石圭なのであったww
どうか、このまま背徳の道を突き進んでいってください。
女同士の恋人たちの別れの夜の話。
大石圭だけど、今回はグロはなしです。
でも、絡みが人によってはグロく感じるかもね。
女同士であるという特異性はあるけど、そこに重きがあるようで、実はない。
結局のところ、好きあって一緒に暮らしていても自我を変えることができなかった二人の破綻なのだろう。
物語は、二人それぞれの視点で語られる。
そうやって二人は、自己の空虚を語っているのだとも思った。
読後が意外なほどさわやかで、ちょっと驚愕。
大石圭なのに…ww