【感想・ネタバレ】素敵な夏休みのレビュー

あらすじ

中学二年の主人公ヤスが暖かい家族に見守られて大人へと成長して行く物語。アポリネール「若きドンジュアンの冒険」が現代の日本に、暖かい気持ちの籠もった体験として鮮やかに蘇る。
男と女が一緒になれば、そこに身体の関係が加わることもある。そんな自然な触れ合いを、ステレオタイプではない、胸の奥底にそっと仕舞っておいた暖かい想い出として、もう一度追体験してみませんか?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

アポリネールを読んでから

紹介文にある通り、アポリネール「若きドンジュアンの冒険」へのオマージュと言えなくもない。プロットは忠実に追い掛けられているが、最後に思わぬ方向に向かう。

元作品を読んだ人には分かると思うが、この作品中の触れ合いも全て暖かく、身勝手な欲望は欠片も出てこない。

一万一千本の鞭の作者アポリネールの作品とは思えない元作品の好みは分かれると思う。その意味でも、まず「若きドンジュアンの冒険」を読み、その世界が好きならば本作品も十分に楽しめるだろう

0
2012年07月18日

「官能小説」ランキング