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打ち寄せる快楽の苛烈さに、灯子は全身をよじらせ身悶えた。彼女が愛するカメオを彫る岳生の繊細な指は、溢れだす愛液を絡め取りながら、激烈な快感を刻み込んでくる。「欲しい……」。喘ぎながら訴えた。「まだだよ。もっと灯子の肉体を苛めたい」。カメオ職人の瀬能岳生と、彼に惹き寄せられた女たちの、切なくて狂おしい情交を描く長篇官能小説。
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Posted by ブクログ
桃色小説三作目。初の女性作家。今までのは主役はあくまで男性であり、女性は男性を悦ばす者としてあったように思う。しかし、この作品は全てに於いて女性主体で、男性はオマケみたいなものでした。また男性作家だとエロメインでストーリィは二の次ですが、こちらはストーリィ重視(7:3くらいか?)なのかなと感じました...続きを読む。普通の読み物として十分に面白かったです^^ エロは控えめ、何処か上品で女性でも読める官能小説ではないでしょうか。
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