アダルト - 幻冬舎作品一覧
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-乳色の艶々しい光沢を帯びた元子爵夫人・美紀の裸身と、華奢で象牙色に輝くその令嬢・由美子の裸身が寄り添うように共に嗚咽にむせび泣く……。ヤクザ組織・北風会の陰謀により、新宿の淫売窟・紅バラ御殿で、最下層の女として磨きをかけられてゆく母と娘。地獄のような調教がしだいに二人を被虐の快楽に目覚めさせていく!
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-昭和十八年。戦地へ赴く船の中で、一等兵の青木は自らの夢想を、何の気なしに戦友の相田に語る。それは自分が運転手として働いていた子爵の家の夫人・美紀を淫靡残忍に責めさいなむこと。戦後、青木と相田は闇市で偶然再会し、あの夢想を実現化させようと企む……。官能文学の巨匠である著者が自ら最高傑作と言い切る幻の小説、待望の電子書籍化!
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4.5武家名士の若妻である浪路は、比類なき美貌と卓越した剣の腕をもつ二十八歳。殺された父の仇を討つため、年若き弟の菊之助を連れ旅に出る。犯人をかくまう重四郎の道場に参じた姉弟は、全門徒をなぎ倒すが、卑劣な罠によって捕縛されてしまう。緊縛された二人を前に、想像を絶する凌辱と責めの宴が、幕を明けた――。SM超大作、ここに復活!
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-「ずっと一緒よ。私たちは、離れないの」。凪は枕元に置いてある赤い毛糸を手繰り寄せ、両端に作られた輪っかを弟の漣と自らの首にかけた。ふたりが離れると、互いの首が絞まるようになっている。両親を亡くして以来、ふたりはずっとそうして寄り添って生きてきた。「気持ちいいよ、漣。もっと感じてもいい? 姉さん、我慢できないの。ここが苦しくて……」。第二回団鬼六賞を受賞した注目の女流官能作家が描く、切なくも狂おしい傑作情痴小説。
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-気高い美しさをたたえる人妻・紗織。彼女は夫がホモであることを口実に、フランス人や医者相手に、奔放な日々を送っていた。そんなある日、ハンサムな津山という男と出会い、関係を持つ。この情事を契機に津山は紗織に「セックス奴隷」としての調教を始める。しかし、それは紗織を陥れるために、ある人物が仕掛けた巧妙な罠だった……。
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4.0「先生、もう我慢できない。ピアノに両手をついて後ろを向いてよ」。音楽室やプールサイドで教え子のペニスを口に含み、禁断の快楽に溺れていく教育実習生を描く表題作。彼氏と見知らぬ女のセックスを目撃した失意の女子大生が、その帰宅途中に拾った美少年と始めた狂おしい同棲生活を描く「フラジャイル」ほか一篇を収録した、傑作情痴小説集。
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3.5男勝りな摩耶と美しい百合香、女どうしの同棲生活には甘美で濃密な時が流れていた。指や舌、前歯に唇に太腿……。あらゆる部分を使った優しく執拗な愛撫が、女にしかわからない秘所に失神するほどの快楽を与える。だが永遠と思われた二人の関係が終わりを迎えた夜、女は最愛の女を殺すことにした――。純粋で頽廃的な愛を描く官能レズビアン小説。
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3.0「私は奴隷です。お好きに調教して下さい」何者かに誘拐された、華道の家元で国民的美女の静代が、人知れぬ地下室で、男たちから嬲られている。やがて、SM雑誌が静代の全裸写真を掲載。誘拐は編集長の新藤が雑誌増売のために、SM小説家の鬼塚と企てたのだった。緊縛、浣腸と絶望の淵での非道な拷問が終わりなく続く、残酷官能小説の大絵巻。
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3.0二重瞼の大きな瞳、繊細な顔立ち、硬質陶器の冷たさを感じさせる引き締まった躰??新人新聞記者・西川久美子の官能的な美しさの前で、男たちは思わず息をのんだ。彼女が執念を燃やしたのは、「崇徳教」という邪教の実態を暴くことだった。この教団の秘密とは、そして彼女の隠された過去とは何か?久美子を待ち受ける想像を絶する目眩く性の宴。
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-「もう私、何をされたってかまわないわ。もっと淫らにして!」切れ長の目と気品と情感が漂う白い肌を持つ大学教授夫人の緋沙。女盛りの彼女は、肉体を持て余し、夫のかつての教え子の和雄と浮気をする。類まれな性技で和雄を肉欲の虜とするが、実は夫人にはマゾヒズムという隠れた性癖があった。人妻の色香が濃厚に漂う被虐官能小説の名作!
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3.7ようこそ痴漢クラブへ。このクラブは、痴漢被害に遭っていた有名女子高の生徒達によって組織されました。事前に交わした契約の下、男性は思うがままに女の子の体を触ることができます。下着の中に手を入れることだって可能です。それでは、楽しい通勤を―。あらゆる欲望を受け入れる四つのクラブで渦巻く快楽の顛末を描く、連作長篇情痴小説。
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3.0「硬いな……さすが未通娘(おぼこ)やの……」祇園の舞妓、十八歳の佳寿はあと半年で年季が明け五つ上の樋口と結婚するという時に、極道の組長である囃子多に陵辱され、処女を奪われる。あらゆる性具を使った調教、緊縛、乳房から秘部にかけての蝶と牡丹の刺青――。羞恥の快感は舞妓を極道の妻へと変化させていく。幻冬舎アウトロー大賞特別賞受賞作。
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-京都の古刹を訪れた東京の弁護士・辻村は、本堂で出会った和服の美人・沙羅と思いきって食事の約束をする。夫の浮気に悩む人妻の綺麗な眉、色っぽい唇……脱がせたらどんな躰なのか――欲望は脹らむが、部屋に誘うのは意外にも容易だった。すぐに唇を塞ぎ胸元に手を入れた。愛撫で乳首がしこる。「帯、解いておくれやす」たまらず沙羅は言った。
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3.0「兄貴に誓った。これから義姉さんの面倒は俺がみるって」剥いた喪服からこぼれる白い乳房そして柔らかい絹の肌。思いつづけた兄嫁・霧子との関係は亡き兄の通夜の日の凌辱から始まった。恥辱に泣き崩れながらも、やがて奴隷の悦びをむさぼるようになる霧子と、亡き兄への嫉妬から霧子を残酷なまでに傷つける義弟・修次。究極の愛と官能世界。
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-清楚で可憐な良家の令嬢エリカは、夜になると、秘密クラブのオーナー・田ノ倉好みの小さな下着で男たちの前に立たされ、終業後にはしゃぶりつくされる。これを弟の春樹は許せなかった。ある晩、エリカに目隠しをして縛り上げる。いいぞ姉さん、もっと濡らすんだ。弟は姉の足首を強く掴むと、左右に思い切り広げた。悪魔の嬲り責めが始まる――。
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-アラフォーを迎えて落ち目になった女優の麻矢は、元アイドルの桜とこずえを誘い新作映画を企画する。艶かしい媚態でスタッフを誘い、スキャンダルを揉み消すために股間に顔を埋める麻矢。「あぁ、感じちゃう。もっと上から下まで……お願い、監督」。一方、桜とこずえは濡れ場の撮影で我を忘れ、淫らに熱を溜めた下腹部を男の中心部に擦りつけた――。
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-屈辱に顔を歪ませ身悶えする美女の緊縛図を描いた変態画家・伊藤晴雨。股間の肉棒を衆人の目に晒され泣き濡れる人気女形や、脳梅毒と癌に苦しみながら天井に吊られる狂妻、全裸で人の字型に縛られつつも被虐の快感に浸るマゾの女性--。大正のエログロナンセンス時代、晴雨が一心に写生する中で見た、凌辱と狂乱の果てとは?連作小説の傑作。
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3.8グラビアアイドル・希子(23歳)は、恋人のカメラマン・光石の目の前でM字開脚にさせられ悶え苦しんでいた。事務所の美人社長・美智流(38歳)が言った。「きっちり躾けて」。イロカン(色恋で管理)で鳴らすマネージャー・加治の指が希子の濡れた股布に伸びる。そこへ銃を手にした野卑な巨漢が乱入し――。雪山の密室で繰り広げられる、欲望の極致。
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-寿司屋の店員田村三郎は、鬱屈した毎日を唯一SM雑誌で紛らしていた。ある日電話の混線で不動産会社社長夫人・滝川美貴子の不倫を知る。隣室のSMクラブ嬢・相沢久美子の協力で夫人を脅迫、監禁・緊縛・浣腸と凌辱の限りを尽くす。卑劣な野獣の奴隷となった夫人は、屈辱の姿態と行為を撮影され、それをネタにさらにゆすられ続けるのだった。
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4.5亜梨紗は女子高生の時、伯父の書斎で英語の個人授業を受けていた。椅子に括られ全裸でレッスン。「伯父様、見ないで!」。懇願しても、脚を閉じることは許されない。清純な少女は日に日に淫らになって椅子を濡らし、ついに最後の授業で――。伯父の葬儀の後、25歳になった彼女の前に「全て見ていた」と美しい従兄弟が現れ、恥辱の日々を呼び戻す!
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5.0夫の留守中に訪問販売で買ったシルクの下着をつけた夜から、夏美の生活は一変した。理性がとんで熱く潤う体は、息子の標的となり、レズビアンたちの獲物に。日々人妻の家に招かれ、「もっと突いてぇ」と夫にも聞かせたことのない声で叫ぶ夏美。ぱっくり口を開けたそこに唇を押しつけられちゅうちゅうと吸われる姿に、少年たちの視線も注がれ…。
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3.0最愛の夫の死から一年。三十四歳の深雪(みゆき)はいまだ哀しみをたたえ、いっそう美しさを増していた。会社を経営する義兄・一寿(かずとし)は厚意を装い、浴室に覗きからくりを施した高級住宅に深雪と娘を住まわせ、深雪を経理社員として迎える。数日後、深雪が社長室に赴くと一寿とともに取引先の下卑た社長がいた。もう深雪は被虐の性奴隷になるより他なかった。
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5.0縞柄の着物に黒の丸帯、形よく巻き上げられた艶やかな髪、そして珊瑚の簪。ぞっとするほど美しい女賭博師・つばめ返しのお柳は、一宿一飯の義理のため、敵の陣営、上州のひなびた温泉街に乗り込んだ。そこで待ち受ける想像を絶する屈辱の罠!??むごい仕打ちに耐えながらも、いつしか快楽の華を咲かせる女渡世人の姿を哀切こめて描き出す。
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1.0絵を学ぶためドイツ留学していた君塚瑠美は、両親の突然の自動車事故死で帰国し、26歳で全国展開するビアレストラン・チェーン「アンバー」の社長に就任。透ける肌、高貴な顔立ち、豊満な胸で瑠美は、62歳の副社長小島を翻弄、明晰な頭脳で事業を拡大、さらに財閥の御曹司兄弟を誘惑し、新事業のために若い男たちを次々に虜に……。長編官能小説。
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4.3最愛の男・見山と結ばれたいのなら、この試練に耐えること……。人里離れた宿で、画家、書道家、刺青師など六人の男と肌を合わせる女子大生・緋絽子。戸惑いつつも、被虐の美味を知った彼女の肉体は大きく変貌する。伝統美の中で織りなされる男女の究極の性宴。名作とうたわれた処女作「卒業」を改題して遂に電子書籍化。
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3.0十八歳で処女のまま未亡人となった華族夫人の顕子は、亡夫の妾の差し金で、清治郎から激しい調教を受ける。阿片入りの媚薬、洗濯バサミ、りんの玉。抵抗しながらも快感に溺れる顕子の秘芽を、メイドのおみつが舐め回す。やがて阿片を呑まされ遊女屋に売られた顕子は、男たち相手に腰をくねらせ、蝋燭で責められながら清治郎への思いを募らせる。
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-二十も離れた夫を事故で失い一年半。三十四歳の悠香は亡夫との性愛を想い自ら慰めながらも今夜の渇きに懊悩する。そこへ義息・慎介が海外から帰宅。「ずっと好きだった。俺の子を産めよ」突然の告白。慎介を拒絶する言葉が虚しく響いた。――四六時中、束縛する慎介から悠香は書道の師・雅風のもとに逃げ込む。が、雅風からも告白されてしまう。
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3.0自分から股を開く身体に調教したる――。貧乏公家の勝ち気な姫・桜子は借金の形に売られ、石鹸水(しゃぼんすい)の浣腸、鯨髭の鞭、菊座への串団子と、処女のまま屈辱的な調教を受けたが、かつて思いを寄せた若侍・邦照に身請けされる。性交に不慣れな邦照と性技を仕込まれた桜子、二人は快楽に溺れる。しかし、桜子は彼と側に仕える吉安の関係にある疑惑を抱く。
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3.5夜毎、医師や患者の倒錯する欲望が充満したペニスを咥えこむ看護師の濡れた情事を描く「ナースコール」。間違えて満員の女性専用車両に乗ってしまった男子高校生が、五人の痴女に悪戯される「女性専用車両」。父親の借金の形に買われた十六歳の少女が、その家族に翻弄される表題作の、全三篇。年若い男女が様々に陵辱される、禁断の官能小説集。
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4.0緊縛された女体美に魅かれ、生涯責め絵師として生きた伊藤晴雨。晴雨が惚れきった島田髷の似合う美少女・兼代(お葉)は、美人画で知られる竹久夢二と恋に落ちてしまう。愛人を奪い取り、お葉によって才能を開花させた夢二に、晴雨は嫉妬で身を焦がしてゆく--。妖しい雰囲気に満ちた大正時代を背景に、外道たちが織りなす変態絵巻。
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3.0気がつくと激しく舌を絡めあっていた。唇を離す度、身体の芯を甘美な刺激が突き抜け、再び求めあう。部長職にある神崎太一が、隣部署のOL美奈と二人で会った二度目の夜のことだった。「ああっ、私どうしたらいいんですか」「君は俺に押し流されてくれればいい」。妻子ある中年男と恋人がいる若い女の淫猥な純愛を描く、禁断の傑作官能小説。
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4.0誘われたら断れない。それが28歳の派遣OL佐代子の性だった。やりまんと呼ばれ、疲弊する心と裏腹に、なぜか肉の悦びは深く濃くなっていく――(表題作)。他に、冴えない上司のために60歳の医師に自ら弄ばれる「捧げる女」、肉便器のように犯されてもやくざの男から離れられないNo.1キャバ嬢「奪われる女」など、哀しくも淫らな五人の女の性。
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4.5母を慰み者にされたあげく殺され、認知もされず施設で育った青年・邦彦は、実の父である会社社長・芦辺への復讐計画をゆっくり実行していた。芦辺の美しい娘たち二人に近づき、陵辱し、性の奴隷として手なずけ、さらに山荘に監禁し、そこへ芦辺とその妻を誘きよせた。母が受けた辱めのすべてをいまここでお返ししてやる。衝撃の官能ミステリー。
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-「どうして……力が抜けてきたわ」十八歳の新人助手・亜紀は、歯科医院長の志摩に亜酸化窒素を嗅がされ気がつくと診察台に縛られていた。躰中がしびれて抵抗できない。と、そのとき、生身の肉を引き裂かれるような激しい痛みが処女を襲った。「こいつは一生、俺を忘れられない」苦痛に顔をゆがめ懇願する亜紀の涙に、志摩はまだ満足できなかった。
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-父親ほど歳の離れた患者に呼び出され、女の歓びを教え込まれて以来、見ず知らずの男に抱かれないと満足できなくなってしまった若い看護師。女子高生のときに痴漢されて以来、スカートの下に忍び込んで蠢く男の指が忘れられず、わざと満員電車に乗る地味な図書館司書。今日も藤太は「ふつうじゃイケない」女の体に、じっくり指と舌を這わせ――。
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-成績優秀で医学部を卒業した美貌の新人女医・朝比奈春華。彼女が勤める宇津木医院は充実した施設と診療で「理想のクリニック」と評判だった。が、裏では高級ホテル並みの豪奢な特別室で院長と昵懇の地元有力者たちが検査入院と称し看護婦や新人女医を奴隷調教に来ていた--。院長の姦計で、春華は可憐な菊のすぼまりから人工栄養を注入される……。
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3.5芸能事務所の社長・三上の裏の仕事は管理売春の元締め。タレントの卵をカタに嵌める時にいつも思い出すのは、初めて枕仕事をさせたかつての恋人、涼子のことだった。しかし、オーナーの暴力団が抗争により壊滅。追いつめられた三上は死と隣り合わせの中、命を燃やし尽くすような刹那的なセックスに溺れる。性愛の極致を描く、書き下ろしダークエロス。
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3.5「この女を知らないか?」。暴力的な情事の後、刑事・榊木に一人の風俗嬢の写真を見せられたフリーライターの美久。天使のように美しいその女の名前は「ユア」。行方を捜すと、彼女を抱いた男たちはみな壊れ、狂人のようになっていた。「ユアは特別な女なんだ」。彼女は何者なのか。やがて美久は、自らもその愛欲の渦に巻き込まれていく――。
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4.5夫との冷めた関係を持て余し、官能小説を書き始めた新進作家の結城霞は、ベテラン画家の神城鴻と出会う。魅かれ合う二人は最初、控えめな、やがて熱烈な恋文を何度も交わし、逢瀬を重ね、過激な愛の世界にのめりこむ。が、愛すれば愛するほど苦しく、ものたりなくなってゆく――。大人の男女の性愛の日々が燃え尽きるまでを描いた官能小説。
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3.0「ああ、許して。死ぬほど恥ずかしい……」。雪白の肌、熟れきった肉体、芸能界一の清純派女優・江原八千代が、SMマニアで八千代のファンの会社員・北川らに誘拐された。山奥の別荘に監禁された八千代は、剃毛、浣腸と様々にいたぶられ……。悪魔の館で繰り広げられる秘密の宴。男の欲望のすべてを活写した調教小説の傑作。
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-夫の莫大な借金のため月一度の愛人契約をした36歳の千菜津。いつ寝室に誘われるかはらはらする人妻をただ鑑賞し、ようやく愛撫をしても焦らす跡部に、ついに千菜津は懇願する(「梅雨の花」)。他、「今日はもやもやする」と訴える、恩人の息子の無垢で美しい若妻と寝室で二人きりで過ごすことになった初老の男の困惑(「閨」)等、珠玉の官能短編集。
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-高校一年の弘樹はその水着写真を何度も盗み見た美しい人、母の妹・千詠子のマンションを訪れた。熟れた全裸で誘惑する千詠子に弘樹は抑えていた激情を止められない。「叔母さん、好きだ」千詠子も甥の若々しい欲望に応え一心不乱に刺激を送り込んだ。かくも甘美な感触。「叔母さん、素敵だった」「ありがとう。今度はあなたの番。さあ……きて」
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3.0園華女子高書道部に受けつがれる夏合宿の儀式。上級生が下級生を上半身裸にし水を含んだ毛筆で背中に万葉集や古今集の恋の歌を書き、それを当てさせるのだ。くすぐったさと妖しい快感に身悶えする千里は三年生の沙千子にすべてを捧げた。だがその後、沙千子は千里を裏切り一方的に離れていく……。それから七年後の再会。千里の復讐が始まる。
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4.0愛する妻を失った由紀夫は、南の島の豪華なヴィラに夜ごと娼婦を呼び入れてはサド的な欲望を満たす。そんなある日、死んだ母とどことなく似ているマッサージ師と出会った彼は、淫らな「アルバイト」に彼女を誘う。乳首に垂れる熱いロウ、失神するまで打たれる鞭、その傷に塗られるアンモニア水……。あまりの恥辱に耐えかねて女は壊れていく――。打算と欲望がせめぎあう極上のSM小説。
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3.3大学卒業後ほどない美貌の処女・坂井彩子は母校の助教授・祭領地貴成から突然、求婚される。戸惑いつつも貴成の故郷を訪ねる彩子。が、祭領地家に嫁ぐ者みな経験するという性の儀式は恥辱の連続だった。そして初夜。彩子を待っていたのは夫・貴成ではなかった……。旧家に伝わる秘儀に翻弄されながらもその虜になってゆく若妻、嗜虐の官能世界。
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4.0老舗の料亭「松風」を女手ひとつで切り盛りする二十七歳の妖艶な女将・絹代。夫がつくった莫大な借金のため、絹代は三人の悪徳金融業者に自ら身を晒し、その肉体に縄をかけられ嗜虐の罠にはまって行く。男勝りな絹代の妹までをも巻き込んで、“地獄屋敷”で百花繚乱に咲き誇るSM的官能の世界。単行本未収録だった幻の最終六話分を加えた完全版。
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3.7母を亡くした高校生の小夜を、養女として引き取った高名な人形作家・柳瀬彩継。彩継には、女の秘部や恥毛まで丹念に創った生々しい〈生き人形〉作家・鳴海麗児という別の顔があった。「小夜に触れ、生き人形を創りたい……」同じ家に暮らしながら養父の顔しかできぬ彩継は、隣室から覗き穴で小夜の部屋をうかがうが、やがて堪えきれなくなった。
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-私の彼は、自分の妻や恋人を他人に寝盗られることに興奮する“ネトラレ”なんです。彼は私を愛しているからこそ、私が他の男性とセックスすることに欲情するの。だから…今からあたなが思いつく限りの淫らなことを、私の身体にしてください」。そう言うと玲子は服を脱ぎ、黒いレースの下着と膝上のロングブーツだけという淫靡な格好になった。
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4.5西条孝洋は会社の後輩・福永亮平から渡されたハメ撮り動画を見て呆然としていた。相手の女は、自分の彼女・梨沙だったのだ。画面の中の彼女は、自分とのセックスの時よりも何倍も激しく乱れていた。自ら両脚をM字に広げ、カメラの前に秘部をさらけ出す。「ねえ、お願いっ、早く……」。気がつけば、西条の股間は痛いくらいに勃起していた--。
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3.0深夜の女子寮の一室。聡明で美しい女子大生智美は、両手を拘束され、全裸で座らされていた。「いつもみたいにオナニーしろ」。見知らぬ男に命令され、撮影されていると知りながら自ら秘部を開く。「もっと音をたてろ」。羞恥と恐怖の中で、感じる芽を激しく擦って達するが、男は満足しない。開発されていない体が半狂乱になるまで、凌辱は続く――。
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4.7愛する姉の涼子が死んだ。華奢な背中の震え、髪の甘い香り。深い情愛と性愛を整理できぬまま、私が彼女の手の中に射精したあの夜、姉は眠っていたのだろうか。結局、私はその答えを確かめられなくなったー。「おじさまがママにしたかったこと、私が全部受けとめてあげるわ」。禁断の快楽に翻弄される男の姿を描く、著者初の長篇情痴小説。
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-高校三年の明日香は、再婚した父の美しい若妻・美緒と海辺の別荘に二人で来ていた。夕食後、突然、覆面の二人組が侵入、裸に剥かれチェーンで軟禁された。いつのまにかビデオが回っている。美緒は言った。「この子には手を出さないで! わたしがあなた方の、おもちゃになります」。だが、依頼主の「悪魔の凌辱計画」は始まったばかりだった。
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3.0「おまえの若いころそっくりだ」十九年前に関係した教祖・大現師の阿愉楽寺、奥の坊。誘拐された十八歳の娘・沙紀は、美しく貞淑な妻であり母である舞子の眼前、目隠し、手には縛めの全裸で男の辱めを受けていた。「今度はお前が舐めろ」舞子は過去の因果を呪いつつも男に従う。が、教祖が母娘に用意した嗜虐の秘儀はそれだけではなかった。
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3.0亜紀彦に、新しい母と妹ができた。が、二人はすでに、父の調教済みだった。「恥ずかしいですわ」と言いつつ、昼間から小さな下着一枚にされ、父に打たれる美しい継母。それを見て幼い秘部を開き、亜紀彦の舌で「お兄さん!」と達する可憐な義妹。ある日、自宅の離れに地下室を見つけた亜紀彦は、父がもっと残酷で淫らな拷問をしていたことを知る!
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3.0ある事件で教師の職も家族も、全てを失った龍一。絶望の中、頭をよぎるのは自分の人生を狂わせたかつての教え子・弥生の面影だった。衝動を抑えきれずに再会した弥生は美しい青年に成長していて、龍一はふたたび憎くて愛しい男の体にずぶずぶと溺れてゆく。だが弥生は胸に冥い決意を秘めていた…。残虐でエロティック、男どうしの愛を描いた官能長編。
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1.0日本人離れした肢体と真っ白な肌、清楚な面立ちの志津子は二十五歳の社長秘書。社長の御曹司との結婚も目前だ。しかしある日、横恋慕した同僚の小泉らによって、志津子は誘拐され、緊縛、浣腸と凌辱の限りを尽くされる。男たちの荒々しい本能のままに犯されていく志津子だが、密やかな被虐の炎が開花して……。巨匠が放つ性奴隷小説の決定版。
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4.0設計事務所の理知的で美貌の社長秘書・愛希子はかつて自分を辱めた不良同級生・隆介をなぜか思い出す。結婚九年、夫との平穏な生活に物足りなさを感じていた。「お前の知らないことをたくさん教えてやる」九年ぶりに会う隆介は荒々しく愛希子を自分のものにしていった――。底深い性の世界が家庭の外にあることを知った女の、ただ堕ちていく魔性。
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4.0「ショーツも脱いで」高級住宅地の洋館に呼ばれた照明コンサルタントの白石珠実は和服の美人・美琶子から、この着物を着てほしいと言われる。珠実の困惑をよそに美琶子は服を脱がせた。結婚四年、二十七歳の珠実は夫との夜に渇きを感じていた。乳首を口に含まれ、ずくりと走る快感。その一部始終を隣室から覗く者がいた。美琶子の夫・丹野だった。
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3.0初めて愛した人は、実の兄だった――。「謝らないで。いけないのは、私だから」。もっと苦しければいい。苦しければ苦しいほど、人として許されぬ行為に身を堕とす我が身に相応しい性愛だと感じる。沙智はペニスに舌を絡め、溢れた唾液を啜り、欲情に虚ろになった兄の瞳を見上げた(「向日葵の歌」)。恥辱に散った女たちの悲しく切ない恋を、人気の女流官能作家が描く全六篇。一冊で何度も絶頂を迎える、傑作官能小説集。
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-出張先での轢き逃げをネタにゆすられたエリート会社員西川耕二は、被害者の夫源造に愛妻雅子を渡してしまう。源造に犯され、白黒ショーの調教を受ける雅子。剃毛・浣腸と凌辱の極限の中、いつか官能の疼きが全身を貫く。耕二も労働意欲を失い、会社も辞め、源造の下へ夫婦奴隷として連れ込まれるのだった。併せて傑作耽美小説「蛇の穴」を収録。
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4.0「それでは始めようか。服を脱いでください」。ファインダー越しの先生の視線を感じながら、静香は身体を開いていく。吐き気がするほどの羞恥と緊張、そして悦楽を味わいながら―。女子大生と大学教授、そしてその妻との奇妙な三角関係を描いた「先生と私」。13歳の美少年に恋をした女教師が禁忌を犯し続ける表題作など全三篇。傑作官能小説集。
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-父の再婚相手は、自分とたった七つしか違わぬ二十五歳の美しい女。亡き母に生き写しの継母への狂おしい思いを押し殺し光滋は東京へ出たが、様々な女を知る一方、継母が忘れられない。数年ぶりに実家へ戻った光滋が新たに出会ったのは、両親を失った七歳の美少女・紫織だった。会うたび女になる紫織に光滋は惹かれていく……。傑作官能絵巻。
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-「かなん……、いやや……、恥ずかしい……」。バブル直前の京都で観光ガイドのバイトをしている修一は、16歳で処女の舞妓・小桃と、21歳で経験豊富な姐さん舞妓・小静に出会う。小静により童貞を喪失した修一は彼女から教わった技術(テクニック)で小桃の処女を奪う。違う肉体との情交に嵌り、目覚めていく修一だったが、ある日、小静の新居で小桃と鉢合わせし……。
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-父の弁護士事務所に勤めていた澄絵。自分より五つ年上の二十六歳の美しい女が父の後妻になった。盗み見た寝室。澄絵は父に抱かれていた。一糸まとわぬ姿態と喜悦の声で。悶々として気が狂いそうだった。だが最近、澄絵の様子が変だ。そして知ってしまった秘密。いま、憧れの継母の白い裸体が目の前にある。「二人だけの秘密を持とう、継母さん」
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3.0〝紫城麗美〟の筆名で官能小説を書いているテンコ。内向的な性格で男性経験はほとんどない。あるときAV撮影現場で出会った助監督の楠田と関係を持つ。テンコは性に奔放な麗美を装うことで自らを解放し、過激なセックスの快楽に酔い痴れていく。「あぁ、もっと欲しいの……」。すれ違いながらも、心と体の奥底から性愛を求め合う男女の官能小説。
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-憧れの緋沙子先輩が婚約した。相手は英哉。仕事はできるが狡猾でモラルに欠ける男だ。ショックで籠っていた資料室に、突然二人が入って来る。咄嗟に隠れた俊樹の前で、強引な愛撫を始める英哉。お前は誰かに見られたくてたまらない雌豚だ。口で、体でいたぶられ、恥ずかしいほどに陰部を滴らせる緋沙子に、俊樹の目は吸い寄せられていく……。
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-高名な日本画家でT芸大名誉教授・一ノ瀬と、若く美しい妻・深雪。弟子の鳴嶋は師の家を訪ねるたび胸が高鳴った。が、深雪は尊敬する一ノ瀬のものだった。がん宣告された一ノ瀬は亡くなる直前、鳴嶋に手紙を託す。「君に妻を頼みたい」半年後の月命日、想いを告げた鳴嶋は深雪を抱き寄せ、その唇を塞いだ……(「緋の菩薩」)。官能絶品全六作。
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-※本書は、マドンナ社より刊行された『セーラー服恥じらい日記』を改題、加筆修正した作品でございます。ご購入の際にはご注意ください。 白萩女学園中等部。黒髪のお嬢様・絵梨子は、早熟な同級生の手で、薄いピンクの乳首を露にされ、肉のついてきた恥丘を執拗に撫でられる。白い木綿が熱くぬめるのを、同級生は見逃さなかった。「処女なのに感度がいいのね」。恥ずかしさで赤面しながら声を上げて達する美少女は、家では兄の手で「検査」され、さらに女教師からも狙われていた--。 この作品は一九八六年十二月マドンナ社より刊行された『セーラー服恥じらい日記』を改題、加筆修正しました。
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-鍛えられたしなやかな身体をもつ無双流の女剣士・お蘭と、雪白の肌の華奢な妹・雪路。親の仇・源八郎を討つためにふたりは旅立つが、源八郎をはじめとするやくざたちの卑怯な罠にはまり捕らわれの身になってしまう。いたぶられ、辱めを受け、いつしか美貌の姉妹の惨めさは陶酔に変わる--。幻のSM時代小説の最高峰。
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5.0エステティシャンの更紗と、人気女流官能作家の薫は、中学時代からの親友だった。ふたりの指先は、いつも快楽に従順で、ときどき嘘をつく。「ねえ薫、あたしを小説に出してくれない?」。薫は更紗をモデルにエロティックなシーンを夢想するが、やがて虚構と現実が微妙に交錯し始め、快楽の波にあらがえなくなっていく―。傑作情痴小説。
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4.0打ち寄せる快楽の苛烈さに、灯子は全身をよじらせ身悶えた。彼女が愛するカメオを彫る岳生の繊細な指は、溢れだす愛液を絡め取りながら、激烈な快感を刻み込んでくる。「欲しい……」。喘ぎながら訴えた。「まだだよ。もっと灯子の肉体を苛めたい」。カメオ職人の瀬能岳生と、彼に惹き寄せられた女たちの、切なくて狂おしい情交を描く長篇官能小説。
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3.8「頼むから、出て行ってくれ」――そう夫に切り出されてから約10年、女ひとりで必死に生きてきた。金のためには春も売った。サディスティックな年下男に、美しい体を凌辱されても耐えた。ところが39歳になった私に訪れたのは末期癌の宣告。絶望、怒り、恐怖……ありとあらゆる激情が去ったあと、私は、ある人に赦されたいと強く願った……。女の性の悲哀を描く傑作長編。
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4.036歳の和香奈は会社社長の夫を膵臓癌で亡くした。四十九日の翌日、夫が生前に準備した贈り物が届いた。驚くほど精巧な大人の玩具。和香奈はすぐに淫具の虜になる。1週間後、夫が会社を託した伊豆見が線香を上げにきた。男盛りの47歳。伊豆見の辞去に淋しさを感じた。その晩、第二の贈り物が届く……。美しき未亡人の愛と性、傑作小説。
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-婚活パーティで出会った智彦に、メイド服で奉仕させられる日々を送る22歳の郁美。ある日出会い系カフェで知り合った歯科医の神林に、郁美は夜の公園に連れ出される。剥き身になり、夜風にさらされた恥部を木陰から襲うペンライトの群れ。「いまごろ気づいたのかい?」。恥辱はやがて恍惚に変わり、無垢な女の悶え泣きが夜闇に響き渡る。
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-「会えるなら、泊まります」十年間、音信不通の希和子から突然の電話。昔、愛していながら抱けなかった女が匂うような人妻に変身し、今身を任せている。彼女の秘所にはピアスが施されていた(「露時雨」)。他に、夫の浮気に悩みながらも、自ら会ったばかりの男との初めての不倫に身悶えする人妻のよろめきを描いた「花雫」など九つの性愛小説集。
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4.0「これで触ってください」社長である木俣の愛人秘書・小栗千佐都は、深夜の社長室で彼の選んだ下着だけを身に着け、ソファに横たわった。執拗な愛撫に歓喜の声を上げた時、木俣が取り出したのは一本の筆――。恍惚の余韻に浸る体を筆の毛先が優しく這い回ると、千佐都は痺れるほどの感覚に包まれ、さらなる悦楽の波に呑み込まれていった……。
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4.0「しのぶちゃんのアソコに入れたい」「いやぁあーっ。春花ー。やめて。ヘンになっちゃうっ」。四十代の冴えない会社員の弘樹は、清楚な女子高生春花にせがまれ、誘惑に抗えず処女を奪う。すると春花の親友でボーイッシュなしのぶが現れ、「春花と一緒にして」と処女を捧げる。快感を覚えた少女たちは競うように身体を開き、ついに弘樹の目の前で……。
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3.0処女なのにこんなに濡らして……。20歳の姪・早苗と禁断の関係を結んだ元映画監督の津久井。無職の津久井は妻に隠れて、ひたすら早苗の性感を開発することに没頭する。そんなある日、都会に憧れる早苗に懇願され、二人は東京へ駆け落ち。田舎娘だった早苗は瞬く間に、歌舞伎町でNo.1キャバ嬢に上り詰める。思えばそれが破滅の始まりだった――。