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“最後の一行”で見ていた景色が変わるーー。 豪華執筆陣による短編の饗宴。 【収録作品】 金子玲介「ゼリーに満たされて」 斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」 法月綸太郎「次はあんたの番だよ」 芦沢央「ひび割れ」
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Posted by ブクログ
タイトルに“最後の一行”とあるわりには、最後の一行にインパクトはない。 四編とも、短編集の中の脇役としておもしろい作品って感じで、なぜこの四編で一冊作られたのか不思議。 (しかもwhiteってなってるから、blackがあるのかと調べたら今のところないみたい) その中でも『次はあんたの番だよ』は、最...続きを読む近法月綸太郎シリーズを読み始めたばかりの私には嬉しいサプライズ。 まだ『雪密室』しか読んでない私には、ものすごくアップデートされた法月親子も新鮮だった。 これも短編にギュッとまとめちゃってるから詰め込みすぎな感じがあったけど、もう少し長いストーリーにしたらもっとおもしろそうだったな。
金子玲介さんの短編が収録されているので、手に取ったが、斜線堂有紀さん、芦沢央さんと豪華なラインナップで驚いた。(法月綸太郎さんも有名だと思うが、あまり知らない。) 「最後の一行」として最もインパクトがあったのは、金子玲介さんの短編だった。 ふわふわのうさぎのような物体と少年との交流を通し、全体的に...続きを読む暖かな空気が流れているように感じた。物体は健気にもしばらくは自分の星に帰らず、少年が大人になるまで見守ると言ってくれるのだが、段々と弱り果てていく。 ああ、これ死んじゃうんだろうなと思うが、最後の一行で衝撃的な事実が明らかになる。 少年はものすごく後悔したと思うが、私はこの終わり方は嫌いじゃない。 物体の、打算とか、媚びとかが一切ない少年への気持ちが愛しく思えた。 芦沢さんの救いのない短編も楽しめた。まさにバッドエンド。でもこれはしょうがないと思う。 この主人公がこうなってしまったのも報いだとしか思えない。 主人公が勤めている会社が精神的にブラック過ぎて、終始、嫌な空気が漂っていた。トップに気にいられるためなら、自分も後輩も犠牲にする主人公のやり方には全く賛成できない。溜飲が下がるとまでは言わないが、ラストは、まあそうなるよねと思ってしまった。
ゼリーに満たされて/金子玲介★★★ 人魚の骨を拾い往く/斜線堂有紀★★★⭐ 次はあんたの番だよ/法月綸太郎★★★★ ひび割れ/芦沢央★★★★
「最後の一行」が強烈! 独自性の高い人気作家陣によるミステリーアンソロジー #最後の一行white ■きっと読みたくなるレビュー タイトルとおり「最後の一行」が強烈なミステリーアンソロジー。参加されているのは、超ベテランから新進気鋭の人気作家まで取りそろえた豪華なメンバー。 「最後の一行」が本作...続きを読むのウリだとは思うのですが、それよりも純粋に作品そのものが高品質なんです。しかもアンソロジーの良い所って、作家先生それぞれの特徴を楽しめるところですよね。本作なんてまさしくその通りで、独自性の高い作品が集まってると思いました。 どの作品も好きですけど、イチ推しは芦沢先生かなー。切れ味抜群の短編を書かせたら、もはや国内トップレベルだと思うんすよね。もうそろそろ大きな文学賞とるに違いない、今後の作品にも期待しております。 ●ゼリーに満たされて/金子玲介 少年康太の部屋に、未知なる生物が現れる。それはウサギの頭のような形状で、康太の意識に直接話しかけてくるのだ。それから彼らの奇妙な共同生活が始まり… ひとことレビュー:相変わらずハチャメチャ 寄生獣かよーって思いながら読み進めるんですが、そこそこ似ててワロタ。推せる点はやっぱりアツイ友情ですよね、この辺りを書かせたら金子先生はウマイ。 ●人魚の骨を拾い往く/斜線堂有紀 その島には洞窟があり、人魚がでるという逸話があった。島に住む少年は、史学を研究する大学院生の女性と出会い、親交を深めていく。ある日ふたりは、同じ島に住む少年たちと洞窟に向かった。しかし地震による事故が起こってしまい… ひとことレビュー:陰鬱な青春小説 斜線堂先生はどんどん腕をあげますね、透明感と卑しさを調和させるテクニックに脱帽。業とか執着とか欲望とか、最初から最後まで人間のゾゾ気が漂いまくる怖い作品。 ●次はあんたの番だよ/法月綸太郎 法月警視と息子綸太郎のシリーズ、67歳資産家の長女が殺害された。犯人の目星は甥っ子、しかし鉄壁のアリバイがあるらしい。ある男がジョギング中に怪しげな老女に出会い「次はあんたの番だよ」と告げられ… ひとことレビュー:ロジックの渦に溺れろ 久しぶりに法月綸太郎シリーズを読むなー、懐かしい。想像の五倍くらい密度の濃かった、さすがですね。終盤の圧巻の論理展開が強烈! 正直、私の脳みそでは一度読んだだけでは理解できませんでした。 ●ひび割れ/芦沢央 社長に憧れて建築会社に入った刈谷、厳しい社風にも耐えながら成果を出していた。刈谷にも後輩が入社、教育係を任されることになるも、役立たずな新人にきつく当たるようになり… ひとことレビュー:ザ・イヤミス 世の中で一番カッコ悪い人間は、上役にいい顔して、部下には厳しい人だと思ってます。さすがは芦沢先生、このカッコ悪い人物をよーく描けてます。汚いセリフが胸に響くわー。イライラソワソワさせてくイヤーな感じがたまりませんでした。
4名の著者による短編集 【ゼリーに満たされて】 宇宙人(ゼリ郎)と小学生の少年の心温まる物語。 最後のウソは切ない。 【人魚の骨を拾い往く】 友人達のせいで、好きな女性が死に全員に復讐していくクライムホラー作品。人魚はいた!!
どれもイヤミスといった感じで、そこまで長くないのでサクッと読めました。最後にどういう一行があるのか、期待しながら読むのは楽しいですね!
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