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自画像をライフワークとする美大三年生の小滝英哉は、教授からアルバイトを頼まれる。それは学内の事故で亡くなった彫刻家四年生・樺沢穂香の両親からの依頼で、肖像画を描くというものだった。故人を描くという難題を前に、穂香を知るため不可解な事故の原因を探ろうと小滝は関係者に話を聞く。その頃、周囲から天才と呼ばれていた同級生で、小滝の恋人でもある宇野ひなたが行方不明になっていた……。
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Posted by ブクログ
藝大の油画と言えば、日本の最高峰… そこで学ぶ学生達の苦悩というと、想像以上なのだろうと思ってはいた。 我が息子やその友人達も美術を志し、厳しい予備校時代や浪人時代を経験した。 だからこそ彼らの苦悩を少しでもわかりたいと思いながらの読書。 正直とても辛く、未だその余韻でやや思考停止気味… 美術で...続きを読むも音楽でも、芸術を志す者たちにとっては、常にスランプや嫉妬との闘いであり、天才と呼ばれる者たち程プレッシャーとの闘いでもある。 藝大に入れなかった者にしてみれば、藝大に入れたのだから、才能はお墨付きではないかと思う。 でも、それは全くの逆で、藝大生だからこそ、最高の卒制を生み出すことのプレッシャーは想像できない程なのだと思う。 才能とは、なんなのか… 「兄には絵を描く才能があったからいい!俺には何の才能もない。」 と泣きながら叫んだ我が家の次男に、 「才能があってもなくても同じように努力しないとなんににもなれないんだよ!」 と泣きながら話したことを思い出す。 才能があったとしても、それを活かせるかは自分次第なのだ。 ひなたも小滝も、樺沢穂香も、自分自身を知るために制作し、自分の思いを作品に込められることを願う。 芸術とは、自分自身を探り続ける作業なのだ。 自分自身の明日の肖像画を描くことほど難しいことはない。でも、それをやり遂げる力はどれだけ自分を知り、自分を信じられるようになるかなのだろうな… 自分自身を知ろうとする作業は、芸術を志すものだけでなく、すべての人に与えられた使命なのかもしれない。 我が子だけでなくすべての若者達が、学生のうちに、たくさんの挫折を味わいながら自分を探すことができますように。
美大生の苦悩と孤独が詰め込まれた一冊でした。 天才と呼ばれている人にも、天才を見て自分の限界を知った人にも苦悩がある。 芸術を志す人にとって、自分とは何ぞや?という問いは一般人のそれとはまるで違った意味を持つのだなと深く思いました。 描けなくなった時、表現出来なくなった時、それでもこの自分は自分自身...続きを読むと言えるのだろうか?描けない自分を愛してくれる人はいるのだろうか? 学生時代に自分の道を決められる人、ましてや才能がある人を羨ましいと思っていたけれど、それ故に苦しい思いがあるのですね。読んでいてとても苦しかったです。 ミステリー要素もふんだんに盛り込まれていて読み応えたっぷりだし、終盤はファンタジー要素が絡んできましたが、私は好きな展開でした。 ファンタジーの謎を続編で書いてもらいたいような、謎のまでいてほしいような……
芸術に向き合う学生のドラマです。 表紙の男の子は【アイツ】かな…? 事故死(恐らく)してしまった樺沢の過去を追及し、彼女の人物像が明らかになっていく様は気持ちよく読めました。 自分自身の問題とも向き合って、最後に出した答えはとても納得しました。 学生のひと夏の成長を見届けた、そんな作品です。
最近読んだ「真珠配列」と打って変わって、清々しい青春小説で夢に向かって悩む主人公を応援せざるを得ない、素敵な作品でした。 本作の主人公は自身の肖像画を描くアートスタイルの美大生。肖像画制作を通し自身の内面を見つめていた主人公は、ある日教授の推薦で、事故で亡くなった先輩の肖像画を描くことになる。その...続きを読む先輩は、どうして亡くなったのかを探る中で、美大生としてのあり方を見つめ直すというお話。 本作は、①肖像画の完成、②音信不通の恋人との和解という2軸で進むのですが、その2つの主軸どちらにおいてもクリエイターゆえの葛藤が描写されます。この葛藤を経ることによって、恋人への理解と亡くなった方への理解が深まっていき、そして主人公の決意へとオーバーラップしていく感覚がとても素晴らしかったと思いました。 表現力も素晴らしいなという印象なのですが、構成も面白くて、少しミステリー要素が含まれるような描写もあって意外性があるのも本作の良かった点かなと思います。
自分を知るために自画像にこだわり続ける美大三年の小滝英哉は、学内の事故で亡くなった彫刻科の樺沢の肖像画を描くというアルバイトを教授から頼まれる。 故人を描くという難題に先ずは、彼女について知ろうと動くのだが… 小滝には天才と呼ばれていた同級生であり、恋人の宇野ひなたの行方不明も気になっていた。 突然...続きを読む、現れたリュウとは… 芸術というものを知れば知るほど才能の有無に悩まされ、自分の存在も見失なうということを若いうちから経験する…苦しくも自分でどうにかするしかないというのはとてもしんどいことだと感じた。 決断することの辛さや苦しさもありながら成長していく姿を見ることができたのはよかったと思う。 小滝やひなたの未来はどうなっているんだろうと想像が膨らむ。 そして、リュウは…
芸術大学に通う小滝(こたき)は自らの肖像画を描き続けています。時に他者の才能に触れ、嫉妬して打ちひしがれながらもまた再び自分を見つめて、そうやって成長していく物語りだったと思います。いくつもの想定外の伏線とその回収があり、先を読ませない、かつ、緻密に構成されたストーリー展開が好印象でした。 小説が映...続きを読む像化されることは多々ありますが、肖像画やその他芸術作品が重要な役割を果たしている本作品に関してはそれが難しい、是非小説として読むことをお勧めしたい内容でした。 星4つといたしました。
自画像をメインに描く美大三年生の小滝英哉は、教授からあるアルバイトを頼まれる。それは学内の事故で亡くなった彫刻家四年生・樺沢穂香の両親からの依頼で、亡くなった彼女の肖像画を描くというものだった。故人の穂香を知るため不可解な事故の原因を探ろうと小滝は関係者に話を聞く。そして、それ以前より、周囲から天才...続きを読むと呼ばれていた同級生で、小滝の恋人でもある宇野ひなたが行方不明になっていた。穂香は本当に事故死なのか、さらに、行方がわからないひなたには何があったのか…。 今回の岩井作品は、美大生の描く苦悩、事故死した美大生の死因、そして、恋人はなぜ行方を晦ましたのか?という、青春ミステリ的なもの。 絵の才能って、生まれ持ったものなのかなー、大変だよなーって感じで読んでいたら、ひなたの姿を消した理由がわかり、最後には穂香の死の真相とキーパーソンとなる謎の青年リュウについてわかってくる。 明るい雰囲気は一切なく、美大生英哉の苦悩ばかり。 ひなたと英哉の未来のためには、あれはアレでよかったのかもしれないけど、なかなか難しい選択だったな。そして、ほんのちょっとだけ、明るい未来があるような終わり方には救われた。
美大生(たぶん東京芸大)たちの話。 出てくる人たちがみんな真剣に、命がけみたいに絵や彫刻と向き合っていた。 読み終えてからあらためて表紙を見た。 これって、あの彼だよね。
芸術家は自分とは対極にいるような人達というイメージがある。 努力だけでも、才能だけでもダメ。周りが評価してくれても自分が納得できなければダメ。そして、その自分自身が納得できるものが何なのかさえもわからない。正解のわからないこの世界は本当に厳しい。 この本の芸術を志す若者たちのタイプはバラバラ。 でも...続きを読む、それぞれの苦悩が伝わってきて、「わー、やっぱり大変だわ!」となった。 芸術家だからなのか、行動も自分の常識とは違っていて、なんとなく突拍子もない感じがしたけれど、違う世界に足を踏み入れた気分になった。 「絵は本人よりも本人を表している」という言葉があったけど、芸術作品ってそういうものかもしれないなとも思った。
ほんと岩井圭也さんのバリエーションの多さ。 才能があるがゆえのしんどさ。人よりちょっと才能がある。でもそれからは何の保証もない。別の道を歩む人、描き続ける人。
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