ミトンとふびん

ミトンとふびん

721円 (税込)

3pt

互いに事情を抱え、母親達の同意を得られぬまま結婚した外山くんとゆき世。新婚旅行先のヘルシンキで、レストランのクロークの男性と見知らぬ老夫婦の言葉が、若いふたりを優しく包み込む(「ミトンとふびん」)。金沢、台北、ローマ、八丈島。いつもと違う街角で、悲しみが小さな幸せに変わるまでを描く極上の6編。第58回谷崎潤一郎賞受賞作。

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ミトンとふびん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    よしもとばななさんの本を読むと山にいる気分になる。
    悲しみは自然と降ってくる雨みたいに、そして人との繋がりが雲から垣間見える光のように包まれる感じ。
    優しくいてくれてありがとう、と言う気持ち

    ◼︎自分メモ
    人と知り合うって、そんなことから始まるだけのことだ。その小さな印象がだんだん絶えない流れにな

    0
    2026年02月26日

    Posted by ブクログ

    凄く好きだった。旅先で感じる非日常感や、一瞬のきらりとした綺麗な瞬間、そしてそういった記憶を手に取った時に感じる、戻らない時間への寂寥感を思い出させる小説だった。
    切ないけど暖かいような、そんな気持ちで読み進めた。きっとまた読み返したくなると思う。

    0
    2026年02月19日

    Posted by ブクログ

    文章が美しい、この作家さんのことば選びが好き。
    そういうことを本当にはわかってなかった私。それがわかった。そう思えた。
    30代の今に、じっくりしみるなぁと感じられたことをうれしく思う。

    人が亡くなり、その残された時で生きる人たちの思いや営みを書いた短編集。あぁ…そうか、大好きな家族も友達もいつか亡

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

    美しいのと、きめ細かで、叙情的な文章に胸が打たれた。じわじわと確実に心を支配するそれはなんだ。悲しみなのか、寂しさなのか。切なさなのか。読み終わった後には、吉本ばななさんのあとがきを含めて、波みたいな感情がうまれた。いい本だった。良い文章に出会えた。綺麗だった。素直な言葉だった。元彼に会いたくなった

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい短編集。吉本ばななさんの素敵な言葉の数々がすっと心に染みる、そんな読書体験ができました。
    「生きているだけで息が苦しいくらい幸せなんだ。左足を出す。そして右足を出す。地面を感じる、進んでいく。それだけて嬉しいくらいに。」という一文がとてもお気に入りです。幸せの程度を表すのに苦しいとい

    0
    2026年02月01日

    Posted by ブクログ

    初めて短編集を読みました。
    文章も優しい感じでとても読みやすく、
    一つ目を読んだ瞬間に凄く引き込まれました。
    大切な人の死。
    大好きだったはずなのに最近では祖母の事を思い出す事がなかったが昔の事が鮮明に浮かびました。いつ何がおこるかわからない今、残されている人、家族・友人にはもっと会いに行かなきゃ、

    0
    2026年01月28日

    Posted by ブクログ

    大切な人を失う悲しみと喪失感の中、時間は止まることなく私たちを未来へ運んでゆく。お正月に数年前に他界した祖父の写真を見て、祖母と「じいちゃんかっこいいねぇ」と話した光景を思い出して、心がぎゅっとなった
    今は悲しいより懐かしくて、それを分かち合えることが嬉しい。どの短編も素敵でした。

    0
    2026年01月27日

    Posted by ブクログ

    2026年の1冊目は吉本ばななさん。

    親、恋人、友人、最も大切な人を失う
    誰にも認められないような結婚

    そんな傷を心に負ったり、
    生きづらさを感じている登場人物達が
    悲しくて苦しい日々の中で、
    自分で前を向くための答えやきっかけに出会い、前を向いていくようなお話。

    どの話も想像するだけで悲しく

    0
    2026年01月11日

    Posted by ブクログ

    読んでいると自然と涙が出てくる。
    出版区で朝井リョウさんもコメントしていたが、カバンの中に入れておきたいなと思った。
    温かくて優しい本。

    0
    2026年01月02日

    Posted by ブクログ

    この本を手に取ってよかった。それが一番の感想。

    何らかの痛みを負っていると、仄暗いものが鈍痛を伴いながら長い時間つきまとうものだが、
    そういったものと折り合いをつけながら、ちょっぴりの希望を持って少しずつ歩む、そんな短編集ばかりだった。

    日常に疲れたときに救いを求めて読むのにも多分良い気がする。

    0
    2025年12月17日

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