ブライアン・クラースの作品一覧
「ブライアン・クラース」の「なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造」「「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ブライアン・クラース」の「なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造」「「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
世界がいかに複雑で、偶然に富むものなのかを、歴史上の出来事や生物学・物理学などの科学的視点で、これでもかと掘り下げられている。「世界は偶然でできている」というのは分かっているつもりであるけれど、一人の将校が偶然京都に立ち寄ったことで原爆の空爆地が変わったり、ダーウィンの鼻があと少しでも特徴的だったら今の進化論の価値観は根本から異なっていたりする可能性がある。それどころか、生きとし生けるもの一つ一つの言動が変わるだけで、世界はすっかり変わるというのを実感できる。
人間は進化の過程で「パターンを見出す」ことで生存競争を勝ち抜いたこと、そのため、因果関係を見出したり物語をつくったりするバイアスがある
Posted by ブクログ
素晴らしい。
「人生は自分次第だなんて、大嘘である。」
帯の文章。
宗教であれ、哲学であれ、文学であれ、脳科学であれ。
結論としては、自由意識、的なものは存在しないのではないか。というところに突き当たるようだ。
今起こっている、目の前の出来事に、丁寧に、誠実に向き合うことは、自らを大切にすることであって、重要ではあるが、少し俯瞰的にみれば、自由にその態度、アプローチを選んだ、ということでもないのではないかということに気がつく。どこか、割り切れない考え方だという気はするが。
「私たちが現代に不安を覚えるのは、制御不可能な世界を制御しようという思いが頭から離れないからかもしれない。そのような
Posted by ブクログ
正直11章までは「なんかまあそうだね」という感じで読んでいたけど12章の自由意志についての考察がそれまでの議論をドンデン返し的にひっくり返しつつ、わかりやすく入ってきてとても良かった。
「もし人生を最初まで巻き戻し、再生ボタンを押したら、全てが同じ展開になるだろうか?」
著者は、決定論は正しい、世界は非決定的だが、それは量子の奇妙さだけに起因する、という立場を取る。科学的に見るとこの考え方を覆すことはできない。
では人間の自由意志とは?そんなものはないと著者は思いつつそれでも世界を楽しむためのヒントを提示する。それでも良いと思えるくらいに世界は広くて興味深い。