日本箱庭療法学会編集委員会の作品一覧
「日本箱庭療法学会編集委員会」の「河合隼雄と箱庭療法」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「日本箱庭療法学会編集委員会」の「河合隼雄と箱庭療法」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
約4年を経て、再読。
自分の記憶というものは、あてにならない。。。
読んでいたことに気づいたのは、第2部の事例発表でした。。。
4年前に読んだ時とは違う部分に反応する自分がいた。
箱庭療法をクライアントの立場で実践された過去のある茂木さんの言葉は、同じくクライアントの立場で実験していた自分が思う感覚に近いと思う。
だから、同感する部分が多い。
(今回は、「全家庭に箱庭を置いた方が良い」には、そうそう!とは思わなかったけど。。(笑))
『箱庭には、その個人にとっての精神運動としての価値はあるんじゃないかと思うからです。』(160頁)
『それから、河合先生が言われていたことですごく印象的だっ
Posted by ブクログ
日本箱庭療法学会の河合氏追悼シンポジウムの書籍化。1部の松岡氏によるシェイクスピアから読み解く言葉の可能性や箱庭としての演劇、また茂木氏が河合氏に語るように話す自己の心理的な変遷とか療法を越えた箱庭の意義はとても意義深くて面白かった。
次の2部での症例発表は衝撃的な箱庭で内容も興味深く、患者の病理の深さと治癒までの長さに圧倒され、治療の大変さや自我の再構築の危険度、さらに治療者の抱える心理的負担についても、改めて感じ入るものがあった。
だが最後の全体討論は少々不完全燃焼気味で、高野氏や茂木氏が箱庭の療法や症例を普遍的なものに変換し直して、広く可能性を探ろうとしているのに対して、その意図を拾え