樺嶋秀吉の作品一覧
「樺嶋秀吉」の「自治体倒産時代」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「樺嶋秀吉」の「自治体倒産時代」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
25年夕張市の職員が、大都市の半分も参加していない会議に参加していて、何故と思ったことがある。どうしてそういう自治体が存在し続けるのか理由がわからなかった。
無茶苦茶なことをしていて、倒産するのに25年以上もかかったことになる。
ようやく、倒産できる制度ができたことは喜ぶべきか、悲しむべきだろうか。
行政も立法も自治体の無駄遣いを防ぐことはできない場合には、
国民が司法に訴えること以外には、正常化の道はないのかもしれない。
大規模な無駄遣いに対して、さまざまな訴訟が繰り広げられているが、
そこにもっと体系的な分析をするとよくなるかもしれない。
Posted by ブクログ
夕張市が財政破綻した2007年に書かれた本。夕張市が財政破綻した理由、市のサービスや市民の負担がどうなったのか学ぶための良書。夕張市以外の財政破綻した事例の紹介、核マネーに依存する自治体の紹介など、読み応えがある。
自治体が倒産した場合、住民サービスの低下、負担増が同時に起こる。そのような状況にならないと公務員も政治家も身を切れないし、住民も行政に甘えてしまうのが今の日本全体の実状ではないか。
地方自治体の財政破綻は、赤字比率など一定の指標によって客観的に判断される。しかし、国家の財政破綻は、マーケットによって突然判断される。財政破綻と判断される前に身を切る覚悟、自立する覚悟が必要だと思っ
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
夕張市の破綻を「対岸の火事」とは笑えない。
自立か、自主再建か、「核マネー」に頼るか。
試される「住民力」。
[ 目次 ]
第1章 ルポ・夕張市―財政破綻のまちを歩く
第2章 どこでもなりうる「第二の夕張市」
第3章 破綻を回避する「もう一つ」の選択肢
第4章 平成の大合併で住民サービスは変化したか
第5章 住民にやさしい自治体
第6章 やっぱり「最後の頼み」は核マネー
第7章 自治体倒産時代に備える
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆
Posted by ブクログ
(大学時代に書いた書評が出てきた)
国と地方を合わせた長期債務残高は2007年度末で773兆円にのぼり、地方分だけでも約200兆円にまで膨らんでいる。地方分権論議が高まる中で地方公共団体の財政再建は急務の課題となっている。
本書は、財政再建団体なった夕張市のルポに始まり、様々な工夫で財政再建に取り組む全国の自治体の事例紹介が中心となっている。具体的な事例紹介を通じることで、自治体財政を悪化させたいわゆるハコモノ行政推進の背景の解説、「平成の大合併」による住民サービスや住民負担の変化の検証、財政再建策としての原発誘致政策の是非など自治体が抱える財政問題が分かりやすく解説されている。また、自治