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  • ブータンで本当の幸せについて考えてみました。
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    GNH(国民総幸福)で有名になったブータン。一方で急速な近代化により、身の丈に合わない消費行動や失業問題が顕在化してきた。ブータン人の価値観のもととなる仏教の伝統と経済成長は、人々の幸福感にどんな影響を与えているのか。日本人が学べることは? 急速な近代化により、ブータンでは身の丈に合わない消費行動や失業問題などが顕在化してきています。その様子は、高度経済成長、バブル崩壊を経験した日本を彷彿とさせます。日本人が通り過ぎた道をあえて辿る必要があるのかと思われるかもしれません。しかし、ブータンの変わりつつある社会を見つめることで、日本が失ってしまった何かを感じ、これから何を大切に生きていくべきかを考えるきっかけとすることは可能です。 本書は、ブータン首相の下で国民総幸福と経済を学んだマッキンゼー出身の高橋氏が経済面から、宗教人類学者で僧侶の本林氏はブータン人の価値観をつくってきた仏教面から、幸せのゆくえについてまとめています。経済成長のみに頼らない幸せを探る日本へのヒントが詰まった1冊です。

ユーザーレビュー

  • ブータンで本当の幸せについて考えてみました。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ご縁があったたかおさんが著者に名を連ねる本。
    興味深い。
    ブータン、GNHの実態について垣間見ることができる。元から興味があったこともあるがとても面白い。

    メモ
    ・ブータン4第国王は国中の村を訪ね、歩き、国民との対話に時間をかけ、国民の生活の現状を肌で実感した。
    ・幸福は主観的。個人差がある。充足を大事にしたい。ある向かって努力するとき、それが達成された時に誰もが感じること
    ・ブータン特有の分野 心の健康、時間の使い方、文化の多様性、コミュニティの活力

    0
    2024年02月18日
  • ブータンで本当の幸せについて考えてみました。

    Posted by ブクログ

    ブータンの精神を知った。幸せとは、考え方で変わるものなんだなあ。いまの日本人は幸せになるのが下手なのかも。しかし、経済成長とはどのように両立できるかについてあまり核心的なことは述べられていなかった。

    0
    2013年08月13日
  • ブータンで本当の幸せについて考えてみました。

    Posted by ブクログ

    ブータンは幸せの国、と言われるが、幸せの基準は人様々であり、一括りに言えるものではない。
    経済発展が進み、都市と地方の格差も生まれ、外の世界を覗けるテレビや携帯が流入することで、貧困層の不満は高まると言われている。
    しかし、仏教の輪廻転生の思想が根付いているうちは、人々が口々に不幸を唱えることはないと思った。死後49日で何かに生まれ変わるとされているため、もしかしたらこの鶴は無くなった父、母、配偶者、近所の人…の生まれ変わりかもしれない、そう思えたら何事も大切に思い、幸福の輪は途切れないのではないか。

    0
    2018年03月02日

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