作品一覧

  • 死後のプロデュース
    3.9
    1巻799円 (税込)
    流通ジャーナリストとして活躍していた金子哲雄氏。その妻で編集者の金子稚子氏が、死の準備とエンディングノート、夫妻の「引き継ぎ」について語る。金子哲雄氏が、死の準備に積極的に取り組んだことはすでに知られている。葬儀に限らず、生前にさまざまなことを稚子氏に頼んでいる。しかし、エンディングノートは残していない。なぜなら、時間をかけて、妻・稚子氏に十分な引き継ぎをしていたからだ。結果的に稚子氏は、その引き継ぎによって、残された者たちが「悲しみすぎない」生活を送れることを実感する。大切な人を亡くした、厳しい悲しみは決して癒されるものでも、乗り越えるものでもないのかもしれない。しかしこの時、大きな支えになるのが引き継ぎではないか、と考えた。悲しみは悲しみとして抱えたままでも、それはそれとして次に進むために。残す人も残される人も参考にしたい、生と死を冷静に見つめる一冊。

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ユーザーレビュー

  • 死後のプロデュース

    Posted by ブクログ

    【死の悲しみを和らげる方法論を教えます!】
    41歳という若さで亡くなった、流通ジャーナリスト金子哲雄氏が生前から行っていた奥さんとの「死の引き継ぎ」。この引き継ぎこそが、大切な人の死の悲しみを和らげる唯一の方法なのである。

    引き継ぎを行うことは決して難しいことではない。
    ・日常的な報・連・相の実施
    ・どんなことでも感謝の気持ちを伝える
    ・横にいて、同じものを見つめ、相手を理解しようとする
    これらを常に実行することで、相手が何を考えているのか、相手の反応がどのようなものかが理解できるようになる。

    この関係を継続させていくことで、
    死後、相手が常に側にいる感覚が生まれてくる。
    どんな時でも、

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    2013年09月17日
  • 死後のプロデュース

    Posted by ブクログ

    生きてることの延長線上に死がある。
    今を大切に、家族を大切に、出会いを大切にしたいと改めて考えさせられた1冊。

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    2013年09月09日
  • 死後のプロデュース

    Posted by ブクログ

    故・金子哲雄氏の未亡人の金子稚子氏による、亡き夫の死のプロデュースと、死を受け止める側について綴った一冊。

    金子哲雄の死のプロデュースも見事だけど、それも支える彼女あってのこと。
    そして、死を悲しみつつも「悲しみすぎずに」受け止める彼女の姿勢に心打たれた。

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    2015年10月21日
  • 死後のプロデュース

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    不思議な気持ちになった。
    死に行く人との感覚を感情をこめて、でも客観的に綴った本。こんな本ってあったんですね。
    全部は理解しきれません。やはり夫の死を経験しないとわからないのかもしれない。
    金子さんの感覚、わかるところもあるし、難しいなと思うところもある。
    こんなにポジティブに死を考えられるお二人はすごいと思います。スピリチュアルペインも伝えながら、死をポジティブに考える。
    いくつかピンときた言葉。
    ・死は「終わり」ではない。死は生も含めた大きな流れの中のひとつの通過点であり、死ぬことと生きる事は同じ。
    ・「引き継ぎ」:生前からの関係が死後も続く。自分の目の前にきた人と心を開いた関係を築こうと

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    2014年04月15日
  • 死後のプロデュース

    Posted by ブクログ

    40代で夫に先立たれてしまった著者の悲しみがヒシヒシと伝わってきたが、それ以上に芯が強くて素敵な女性だなと思った。
    彼女の夫が病魔に蝕まれる前までは毎日とても楽しい生活を送っていたんだろうと思う。
    夫にしろ妻にしろ若くして先だたれてしまうと本当に切ないですね。

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    2014年01月04日

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