このマンガ作品は、WOWOWでドラマ化されているのを観て知りました。
プロ野球選手になるには、各球団が一堂に会して、入団させたい選手を指名し合う「ドラフト会議」というものを通らなければならないそうです。
選手たちは、各球団から何巡目に指名されたかで「ドラフト1位選手」とか「ドラフト2位選手」とかと呼ばれ、略して「ドラ1」とか「ドラ2」と言われます。そして、毎年のドラフト会議の頃には、各球団が誰を「ドラ1」に指名するかが大きな話題になります。
しかし、「ドラ1」で指名され、鳴り物入りで入団したからといって、必ずしもその選手が球団を背負って立つような、さらにはプロ野球界の歴史に残るような選手になるとは限りません。下位順位で指名された選手や育成指名された選手たちが、後に大記録を作るような選手になることはまれではありません。
この作品のタイトルである「ドラフトキング」とは、ドラフト順位とは関係なく、後に大選手となる選手のことを指しています。
そしてこの作品は、その年の「ドラフトキング」となるであろう選手を獲得するために、しのぎを削っている各球団のスカウトたちと、人生を賭けてプロを目指している野球選手たちを描いている作品です。
スカウトたちは、高校・大学や社会人チームなどから「ドラフトキング」となるような選手を発掘して自球団に獲得するため、全国各地を巡り、見つけた選手の成長を何年もかけて見守ります。選手・保護者やチームの監督と接触して信頼関係を築きながら、球団内での根回しも進め、目当ての選手をドラフトへと導くのです。
しかし有力選手には、他球団のスカウトマンの目も光ります。いざドラフトとなると、そこには熾烈を極める駆け引きが展開されます。ドラフトは、まさにドラマとサプライズが生まれる場なのです。
そんな知られざるドラフトやスカウトマンたちの姿を臨場感をもって描くこの作品の主人公は、プロ野球球団 横浜ベイゴールズのスカウトマン 郷原 眼力(ゴウハラ オーラ)という人物です。
彼は常々「スカウトマンは眼が命」と言い、スカウト部の会議では選手を推す理由を「俺の眼がそう言っている。それだけだ。」と言い放ちます。見た目も個性的なモジャモジャ頭で性格もクセが強く、他球団のスカウトとの駆け引きにも強いですが、選手のことをその眼力でしっかりと見つめ、選手の人生を何よりも大切にしています。
他球団のスカウトマンたちも、超ベテランの古株スカウトや新進気鋭の若手スカウトなど個性派ぞろいで、彼らがしのぎを削る選手獲得合戦には先が読めないドキドキとハラハラがあります。
わたしは野球のことはぜんぜん分かりませんが、展開される人間ドラマが面白く、ハマってしまいました。
WOWOWドラマでは、郷原 眼力をムロツヨシさんがモジャモジャ頭で演じています。他のスカウトマンたちを演じる俳優さんたちも、原作マンガの各人物の特徴をとらえた見た目とキャラクターで演じていらっしゃるので、そこも見どころです。
機会がありましたら、原作もドラマもご覧になっていただくと、倍楽しめると思います♡
夏の甲子園も楽しみですね♡
〔作品紹介・あらすじ〕
全てのプロ野球選手が通るプロ野球の入り口、ドラフト。その陰には、高校野球、大学野球、社会人野球、独立リーグ…全ての野球選手の中から隠れた才能を見出し、プロへと送り込むスカウトマン達の活躍がある!! 並外れた眼力を持つスカウトマン郷原が見出した選手とは…!? その年のNo.1選手、ドラフトキングの獲得を目指すプロ野球スカウト譚開幕!!