金利については、個人投資家の多くの方が難しいと感じていらっしゃるようです。
本書は『「超」入門』とありますが、やっぱり投資経験の浅い方や経済・金融への関心が薄い方には難しく感じられるのではないかという印象です。
それでも、「超」でなくとも入門書として、平易な言葉を意識して使われていると感じました
...続きを読む。日経新聞や経済ニュースなどに抵抗感がない方だったら、面白く読めるのではないでしょうか。
金利については、短期金利と長期金利を明確に区別して理解してもらえるように説明するのが重要だと思っています。
その点で、本書は理解の助けになるだろうと思います。
今後、マイナス金利政策の出口については、ますます注目が高まるでしょうし、場合によっては波乱もあるでしょう。そのような環境に置かれた時に、慌てずに済むよう、金利の動向や政策がわたしたちの生活にどのように関わって来るのかを知っておくのは大切だと思います。