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ビジネス・実用
Posted by ブクログ
名作落語のあらすじが全部で100席載っている。落語のあらすじが100程度載っている本は多いが、本書はストーリーをまとめた、あらすじ紹介本とは少し趣が異なる。
本書の特徴は、ほとんどが会話形式になっているところだ。短いが、冒頭に口上もある。落語の速記本(落語の文字起こし)のダイジェスト版、あるいは『古典落語」』 (興津要/著)を、短くしたものといった方がイメージしやすいだろうか。
1つの演目の長さは2ページのものが多い。長いものは4ページ。ちょっと読むのにちょうど良いボリュームである。簡潔なあらすじだけでは物足りないという人や、本から笑いを得たいという人に向いている。
一方、落語はCD・DVDや生で聞きたい。あらすじは、できるだけ少ない方が良いというのであれば、本書は向かない。その場合、『新版・落語手帖 』(矢野誠一/著)のような本がお勧めだ。
配列は五十音順である。巻末の索引はキーワード索引になっている。具体例を挙げれば、「殿様」というキーワードには「将棋の殿様、目黒のさんま、火焔太鼓、そばの殿様」という演目が書かれている。
残念ながらキーワード検索にはページ番号が書かれてない。ページ番号を入れてくれればダイレクトに該当ページを開けるので、もっと便利であった。
また、落語は別名が付いているものも少なくないが、本書には別名は書かれていない。たとえば「高田馬場」を読みたくても、別名の「仇討屋」を知っていなければ、見つけることはできない。このような場合には、前述した『新版・落語手帖』があれば、別名でも引けるので便利である。本書と合わせお勧めである。