C.C.ハリントンの作品一覧

「C.C.ハリントン」の「森のユキヒョウ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 森のユキヒョウ
    3.5
    1巻2,200円 (税込)
    吃音のあるマギーは,人とうまく話ができないことに苦しみ,傷ついていた.ふしぎな力に満ちあふれた太古の森で,マギーは捨てられたユキヒョウの子と運命的に出会い,心を通わせていく.けれど,森には破壊の危機が刻々とせまっていた.ユキヒョウと木々をなんとかして守りたい――マギーは声をあげる.挿絵はダイアナ・スディカ.

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ユーザーレビュー

  • 森のユキヒョウ

    Posted by ブクログ

    吃音のあるマギーは、学校になじめず、訓練施設への入所におびえる日々。
    人間以外の、ネズミや鳩、カタツムリやダンゴムシとは、普通に話せるのに・・・
    母のはからいで、コンウォールの祖父の元へ預けられ、
    太古からのオークの森で、ユキヒョウと出会う。

    マギーとユキヒョウとそれぞれの思いが交互に繰り返され、息をもつけない面白さ。
    言葉を介さず、心通じていく二人。
    一方で、大切なことは言葉にしないと伝えられないこともあると、
    マギーは勇気を振り絞る。

    1963年のコンウォールの田舎町を舞台に、戦争の傷跡や
    自然破壊、銅採掘による中毒など、さまざまな問題を織り込みながら
    破綻していないところがすごい。

    0
    2025年05月21日
  • 森のユキヒョウ

    Posted by ブクログ

    1963年のロンドン、吃音に悩まされるマギーは誰にも理解されず、転校を繰り返している。クラスメイトにも教師にも父親にも理解されず、コーンウォール地方に住む医師の祖父のもとへ送られる。そこで、罠にかかったユキヒョウと出会う。ユキヒョウは、ペットとして飼われていたのだが、その家から逃げ出して森へ逃げ込んでいたのだ。自力で罠を外し、森にこっそりエサを運ぶマギーだったが…。

    その頃は、デパートでユキヒョウのような野生動物を売っていたとか、吃音に対する理解が薄かったとか、いろいろ驚いた。 
    寛大な祖父の対応と、ユキヒョウを助けたいマギーの気持ちが、吃音克服のきっかけとなっていく。

    0
    2025年05月31日

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