作品一覧

  • 海のアイヌの丸木舟 ラポロアイヌネイションの闘い
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    アイヌにとって川で捕るサケは、神の魚(カムイチェプ)であり主食(シエペ=本当の食べ物)であった。その川サケ漁を明治政府は一方的に禁じ、今日に至っている。先住権としての川サケ漁の権限を求めて丸木舟を作り、明治以来の日本の不正義に立ち向かうアイヌ民族団体の激動の日々と、先住権問題の核心を追った渾身のルポルタージュ!

ユーザーレビュー

  • 海のアイヌの丸木舟 ラポロアイヌネイションの闘い

    Posted by ブクログ

    先住権を取り戻すために立ち上がり、国や大学と戦うアイヌの人々を追ったドキュメント。

    これは大変な労作でした。各種資料や取材はおそらく膨大で、そこから丁寧に文章を紡いで編み上げられた本だと思います。資料からの引用も丁寧で、特にインタビュー記事では話し言葉をかなりそのまま載せているので臨場感もありますし、話し手の人柄まで分かるようで、しかしその分テープ起こし(僕にとっては一番嫌いな作業)も大変だったのではないかと思いました。
    さて、マンガや国立博物館の開業によってここ5年ほどでにわかに注目を集めるアイヌ民族ですが、フィーチャーされる多くはその独特の文化や精神性であって、歴史や和人との関わりについ

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    2023年12月21日

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