KIZUNA PRODUCER、スーパーコネクターを自称する著者が、「食事(会食)をしながら楽しく人脈・交遊関係を広げていく方法」を紹介した一冊。
人間関係、人脈こそは無限の価値、人生を豊かにしてくれる、最高の財産と捉え、会食を通した人脈づくりの方法を細かく紹介しています。キーは「食事会で幹事をやる」「自分の会を持つ」「会食の目的に適した店を選ぶ」の実践です。こういった切り口のものはこれまで読んだことがなかったので、実に新鮮な内容でした。多くの人が同じことができないからこそ価値がある内容なわけですが、これを実践するのは、公私ともに理解を得た上で、財布と相談しながらというのが率直な感想なわけですが、これをそのまま実践できなくても少しのエッセンスを用いることは確かに面白いし、有益だと思います。
お店の選び方やおすすめのお土産など、ちょっとした情報もうれしい内容です。
▼1対1での会話のコツ
会話の基本は「相手の話を聞くこと」「共通点を探すこと」
▼「3人会」を活用すれば人脈は倍増する
・共通の知人を介した3人での食事会のこと
・幹事を引き受けることが重要
▼ザイオンス効果(単純接触効果)
・接触頻度が増えるほど、好印象を持つようになるという心理的効果
・ただし、そのピークは10回。その10回を効果的に利用することが大事
・メール、オンライン面談なども含め、いろいろな組み合わせでOK
▼「10時間」がひとつのメド
・ランチは1時間、複数人の会食は2時間、メールは15分として換算
・いろいろな組み合わせの総計が10時間に達した時点で「1対1の食事に誘う」ことを検討する
▼次につながる「お礼メール」
・お礼メールを送るのは、次回につなげるうえで欠かせないポイント
・具体的なことを書く
▼内向型人間の会話術
①名刺をフックに会話を始める
②相手に興味を示し、相手の話を聞く
③共通点を探る
④話が途切れたとき、沈黙が続いたとき
・相手に話をしてもらい「聞き役」に徹する
・一問一答で終わるのではなく「深掘り・横展開」していく
⑤「リフレクティブ・リスニング」を取り入れてみる
⑥徹底的にモニタリング&コピーする
<目次>
はじめに 楽しく食事をしながら人間関係を充実させよう
プロローグ「食の力」で楽しく人間関係を広げよう
第1章 典型的な「超内向型人間」の私でも、「食の力」で「最高の人脈」がつくれた!
第2章 この「5つのステップ」で、人間関係はどんどん広がる!信頼関係も深まる!
第3章 「また会いたい」と思わせる一流のお礼メール&SNS&名刺活用術
第4章 ランチや個室・カウンターはどう使う?「誰と」「どの店で」「何を」食べるか「最高の会食術」
第5章 「幹事」ができたら、人間関係は急拡大する!効果絶大の「超ラクラク幹事術」
第6章 「内向型の人」でも会話が盛り上がる!あっという間に打ち解けられる!「スゴい会話術」
特別付録① 好感度が爆上がりする! すごい手土産
特別付録② 予約のとれない店を予約する奥義