作品一覧

  • 歴史修正ミュージアム

    歴史修正ミュージアム

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻3,300円 (税込)
    排外主義と陰謀論が飛び交う欧米各地で出会ったのは、負の歴史を未来に語り継ぐための「修正」を実践する数々のミュージアムだった―― 戦争責任の軽視、植民地支配の正当化、差別の否認など、都合の悪い過去を好き勝手に書き換える「歴史否認」と、新たな史料や証言の発見や視点の拡張によって、過去を反省的に継承し、より多層的なものとして語り直す「歴史修正」。 ふたつの「修正」が対立する文化戦争の時代にあって、ミュージアムはいま「真実をめぐる語り」の土台を支える場となっている。わたしたちはいま、どのようにして歴史を語り直すことができるのか。1年かけて訪ね歩いた欧米各地のミュージアムから、現代社会を捉え直すフィールドワークの旅。
  • 楽しい政治 「つくられた歴史」と「つくる現場」から現代を知る

    楽しい政治 「つくられた歴史」と「つくる現場」から現代を知る

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,750円 (税込)
    「楽しい政治」というタイトルを見て不真面目だとか不謹慎だと感じたなら、そういう人にこそ本書を手にしてもらいたいと思います。そうすれば「今」という時は「過去」の上に成り立っていること、その成り立ちには無数の人の無数の意図が混入していること、そしてそれを知ることは何より「楽しい」ものであることが分かってもらえるでしょう。 本書は二部構成になっています。第I部では「今」がいかにして「過去」の上にあるのか、そのプロセスの多様さを映像作品を素材に明らかにしていきます。取り上げられるのは『ウォッチメン』、『コンクリート・カウボーイ』、『トイ・ストーリー』、『ノマドランド』等々。多くの人が見てきたこれらの作品からどんな「過去」と「今」が浮かび上がってくるでしょう? そして、第II部では、世界で起きている「今」の出来事を取り上げ、一つ一つの出来事の中にこそ「政治」があることが示されます。取り上げられるのは「Qアノン」をはじめとする陰謀論、旧約聖書の記述を歴史的事実として再現した「創造博物館」、作者の意図を超えて政治に利用された「カエルのペペ」等々。巻末に「キーワード事典」を完備した本書は、政治の「過去」と「今」を知ることができる最良のガイトブックです。 [本書の内容] 第I部 つくられた歴史から〈構造〉を知る 第1章 集会と虐殺――パブリック・ヒストリーが開いた負の歴史 第2章 コンクリートジャングルのカウボーイ――「歴史修正」の功罪 第3章 妖怪と差別――トラウマと人種主義を「楽しむ」倫理 第4章 ビデオと映画――共感の普遍化と〈構造による人種差別〉 第5章 「トイ・ストーリー」はフェミニズム映画か?――#MeTooと進化するアメリカン・アイデンティティ 第6章 ともに夢見るユートピア――反省と未完のプロジェクト「アメリカ」 第7章 「アウトサイド」の国――周縁から裏返す『ノマドランド』のアメリカ 第II部 つくる現場から〈コミュニケーション〉を知る 第8章 アメリカのカーデモ――コロナ禍のフィールドで声をあげる 第9章 代々木のデモのエスノグラフィー――「フィールド」をつなぎ、「見えない」ものに目を凝らす 第10章 モニュメント・ウォーズ――記念碑をめぐる闘争と記憶する社会運動 第11章 言葉のモニュメント――形のない「記念碑」で記憶する 第12章 かえりみるミュージアム――博物館で/を植民地主義の歴史から脱する 第13章 KポップファンのコンヴァージェンスなBLM――ハッシュタグ・ハッキングと正義の荒らし 第14章 オルタナ右翼のカエル神――「ぺぺ右翼化事件」に見るミームの兵器化とSNSの戦場化 「楽しい政治」のためのキーワード事典

ユーザーレビュー

  • 歴史修正ミュージアム

    Posted by ブクログ

    歴史修正主義ではなく、いままでは記載されなかった歴史をどのように博物館で見せていくか、ということで、米国と英国の美術館を主にまわった記録である。子どもミュージアムや映画のロッキー像、移動美術館などの試みが珍しかった。日本では、子ども主体の美術館はなく、さらに移動美術館もない。 
     歴史修正ミュージアムで日本のブラック観光の一環可と考えていたら全く異なっていた。ミュージアムということで、博物館の免許を取得する場合には読んでおくといいであろう。

    0
    2026年09月20日
  • 歴史修正ミュージアム

    Posted by ブクログ

    ナショナルポートレートギャラリー ロンドン
     肖像画 健康な身体/白人/男性 偉人
     →女性、黒人、マイノリティ 小型の肖像写真 カルトドヴィジット 大衆の歴史へ

    フィラデルフィア美術館
     初代首都 アメリカ生誕の地 マジョリティの強者中心
     →移民や先住民からの歴史 多様性 理想や美徳の理念と現実の乖離
      芸術≠先住民文化 「全て」に含まれてこなかった奴隷 女性 先住民 移民 貧困者

    ヴェネツィア ビエンナーレ
     1893年 国王銀婚式 国家祝賀行事から国際芸術祭へ 現代美術 万博と役割分担 
     アメリカの覇権と自由主義に基づく「抽象表現主義」 国別競争の舞台
     →アペルト 若手カテゴリー 常設館のない国籍も
       イタリア人以外の芸術監督 企画趣旨の設計 制作過程や背景を可視化

    グラスゴー 三角コーンによる社会批判 
     ケルビングローブ美術館・博物館 帝国の過ちの歴史のキュレーション
     グラスゴー大学ハンタリアン博物館 地域キュレーターが負の歴史の語り部

    イギリスの遺産法
     歴史的建造物や記念碑 撤去ではなく、保持したうえで説明を付ける

    娼婦博物館 アムステルダム
    ヴァギナ博物館 イーストロンドン
    ワーキングクラス ムーブメント ライブラリ、一般人歴史ミュージアム
     マンチェスター
     平等法 文化的サービスは無料であるべき イギリス

    移動式ミュージアム MuMo 
     大型トラックコンテナで巡回 文化財団が運営し テートやポンピドゥが作品提供

    ロッキー像 フィラデルフィア美術館前の広場に戻る 
     大衆文化と高級文化 映画の宣伝ではなく都市の象徴

    マンチェスター美術館 使う美術館 テンプルか?フォーラムか?
     くつろぐ 音楽で迷走しながら こどもの遊び場 制作過程 舞台裏

    ヤングV&A ロンドン 14歳までの子供を対象 デザイン/プレイ/イマジン

    0
    2026年05月04日

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