篠崎史紀の作品一覧
「篠崎史紀」の「音楽が人智を超える瞬間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「篠崎史紀」の「音楽が人智を超える瞬間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
N響のコンサート中継を観ていると、コンサートマスターの席に白髪の渋い紳士がいつも座っていて、かなり存在感があり「誰だろう」と思っていました。その人が、本書の著者である篠崎史紀氏です。
本書は篠崎氏がどういう経緯でバイオリンと出会い、そしてN響のコンサートマスターとなったのかを語る前半部、コンサートマスターとしての役割や、N響を振った数多くの有名指揮者とのエピソードやその音楽性などを語る後半部に分かれています。
篠崎氏は私よりも少し上の世代。ウルトラマン、仮面ライダー、宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999といった実写ヒーロー・アニメや007、スターウォーズなどの映画にはまった少年時代は私の経験と重なり、”まだビデオが無い時代にテレビ音声だけをテープレコーダーで録音していた”等々の様子は「自分と同じだ!」と共感できました。
次世代・子供達の育成について述べられている部分は篠崎氏の音楽に対する姿勢が表れていて説得力がありました。”守破離”の精神(”守”=基本を学び型を守る、”破”=自分で考え、教えられたものを自ら超える、"離”=指導者から離れて一人立ちする)、子供には近道を教えるのではなく、自分で経験させ、考えさせる、等々の考え方は親として子供と接する時にも頭に入れておきたいと感じます。
コンサートマスターの経験者ってそう多くないはずで、それもN響という超一流のオーケストラのコンサートマスター自身が語る音楽との関わり方、子供や若手を指導する際に心がけている事など、いろんな面で興味深い内容の1冊でした。