リチャードコールズの作品一覧

「リチャードコールズ」の「殺人は夕礼拝の前に」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 殺人は夕礼拝の前に
    3.4
    1巻2,860円 (税込)
    英国の田舎町チャンプトンの司祭ダニエルは悩んでいた。教会のトイレ設置をめぐって住民が真っ二つに割れてしまったのだ。そんななか裕福な地元の名士が夜の教会で殺された。住民をまとめあげ、犯人を突き止めるには司祭が適任だ。狡猾な犯人にダニエルが挑む。

ユーザーレビュー

  • 殺人は夕礼拝の前に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オリーブ色の背景にステンドグラスのような図柄と聖書を読み上げる親娘の姿。
    そんな装丁だから宗教色強めなピリピリした雰囲気を纏う物語かと思ったが、冒頭、教会の説教の場面で司祭が放った言葉。
    荒野で怒れるイスラエルの民達を前にモーセが岩を打ち、奇跡の水を湧き出させ、苛立ちと乾きを鎮めた場面を模して、
    「わたしたちも新たな水が流れることを、というか水を流すことを、認めようではありませんか。みなさん、わたしたちには新たなトイレが必要なのです」
    ここから、教会へのトイレ設置をめぐるスモールタウンでのいざこざへ発展。
    真面目で理性的で寛容、慎み深い発言の中にときに茶目っ気を含ませる、主人公で司祭のダニエル

    0
    2025年06月01日
  • 殺人は夕礼拝の前に

    Posted by ブクログ

    1988年のイギリスの田舎町を舞台にしたミステリー。主人公は500年の歴史を持つ教会の司祭に就任したダニエル。かつては領主として君臨した大地主や噂好きの住人達の様子や、ダニエルの母があちこちで噂話を探るのがミスマープルを彷彿させる。殺人の動機が物足りなかった。

    0
    2024年10月03日
  • 殺人は夕礼拝の前に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    英国の田舎チャンプルトンで教会にトイレを設置するかどうかで、村が真っ二つに。そんな中、地主一族の関係者が剪定ばさみで喉を切られて殺害された。被害者は死の直前、教会で何かを調べていたらしい。更に戦時中の村の歴史を調べていた元校長も殺害される。村の司祭ダニエルは遺族や住民に寄り添い話を聞くうちに、村の歴史と住民の裏の顔を知るようになっていく。

    教会にトイレを設置するかどうかで、村が二分されるってあんまり理解できない…。読みやすくて良かったけど、もう少し盛り上がりがあっても良かったかな〜。

    0
    2025年10月30日
  • 殺人は夕礼拝の前に

    Posted by ブクログ

    英国の片田舎の教会で牧師を務めるダニエル。
    地元の有力者ド・フローレス家とも
    教会に通う住民たちともうまくつきあい
    ゴシップ好きな母親と暮らしている。
    ところが、教会にトイレを作りたいと言うと
    賛成・反対で信者たちが二分してしまった。
    そして、その中の一人がよりにもよって
    教会の中で刺殺されてしまった!

    なんか、この英国っぽい感じ…好みでした。
    作者さん、本当に牧師さんなんだ〜。
    なので細かくしきたりとか書いてくれてるのね。
    母親の他にも、弟のセオは芸能界にいて
    ふたりとも普通に下世話な庶民だから(笑)
    ひとりダニエルだけ気苦労が絶えない。

    そんなコージーなミステリでしたが
    事件の動機はち

    0
    2025年07月20日
  • 殺人は夕礼拝の前に

    Posted by ブクログ

    久しぶりにクラシカルなミステリで楽しんで読んだ。至る所にオマージュのような作品名が出てきたのも微笑ましい一方で、英国でしか分からないドラマ名が多くてちょっと寂しかったか。国外に出るとは思わなかったのかな。知ってたらそこも面白く感じられたかも。
    しかし人が多い作品も久々で誰だっけこの人っていうのが読み終わった今も残ってる。もう一度読む楽しみとしておこう。。。

    0
    2025年02月11日

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