作品一覧

  • 行動経済学が勝敗を支配する 世界的アスリートも“つい”やってしまう不合理な選択
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    ■スポーツの名シーンから行動経済学の理論がしっかりわかる スポーツは選手の心理が色濃く反映します。 そのため、記憶に残る名シーンほど行動経済学の視点で分析すると次のような発見があります。 ・2022年サッカーW杯のPK戦の決め手は「損失回避バイアス」 ・日本記録が更新されない男子マラソン界に風穴を開けた「概数効果」 ・2009年WBC決勝の劇的タイムリーを呼び寄せた「サンクコスト」 他にも、勝敗に影響をもたらす「競技場の形状」や「ファンの声援」、スキルを上達させる「コートの工夫」など、実例をもとに勝敗と心理の相関関係を解説します。 ■スポーツ観戦が楽しくなる! 勝つための戦略が立てられる! 「どうしていま、○○のプレーを選択したんだろう?」 「あの場面で、○○の戦略をとっていたら勝てたかもしれないのに!」 スポーツ観戦をしているとき、または自分が選手としてプレーをしているときに、このような気持ちになったことはありませんか? じつは、厳しい練習を日々重ねている世界的アスリートでさえ、人間の不合理によって“勝つためのセオリー”通りにプレーできないことがあります。 行動経済学がわかれば、スポーツ観戦が楽しくなり、自分がプレーをしている人は、行動経済学の視点で「勝つための」戦略が立てられるようになります。 ■“つい"やってしまう人間の不合理をスポーツの数値データで分析 スポーツデータは、特に次の3点で行動経済学の理解に適しています。 ①正確性:映像が残っていることが多く、正しいデータか確認することが容易 ②明示性:ルールや判定などの基準が専門家だけでなく一般にも公開されている ③長期的な蓄積:100年以上の試合のスコアや出場選手の成績が公開されている 実際のスポーツデータをもとに、グラフや表を用いながら行動経済学が初学者でも楽しみながらより深くわかる1冊です。

ユーザーレビュー

  • 行動経済学が勝敗を支配する 世界的アスリートも“つい”やってしまう不合理な選択

    Posted by ブクログ

    行動経済学を称揚する書籍は昨今増えつつあるが、スポーツという題材から科学的な分析を解説していく形は非常に読み込みやすかった。

    「そうはいっても…」といった反発が生じるのは行動経済学全般においても同様に避けられないが、スポーツにおけるデータ分析を専門としてどのような研究が行われているかが多様に示されていて、スポーツと科学の結びつきがテクノロジーの進歩とともに如何に変化してきたかという観点から興味深い内容だった。

    0
    2024年09月02日
  • 行動経済学が勝敗を支配する 世界的アスリートも“つい”やってしまう不合理な選択

    Posted by ブクログ

    書籍紹介サイトで存在知り、読んでみた。

    行動経済学関係の本は何冊か読んだことあるが、これはスポーツに特化して行動経済学との関わりをまとめている点が面白い。 PKでゴロを蹴ろうとしがちなこと、バントをすることでの損失回避バイアスなどは、確かに思う点多し。また応援が審判のジャッジなどに影響を与えていることのデータもあるのに驚き。サッカーでホームチームが有利だったり、甲子園の魔物もこの視点から見ると影響大きいのだと理解が深まった。

    0
    2024年11月17日
  • 行動経済学が勝敗を支配する 世界的アスリートも“つい”やってしまう不合理な選択

    Posted by ブクログ

    行動経済学かけるスポーツを題材にスポーツの様々な場面における定量的な傾向を紹介している。損失回避バイアス、フレーミング効果、概数効果、同調効果、サンクコストといった行動経済学の有名なバイアスがスポーツという題材で分かりやすく説明されているので、頭に入ってきやすい。
    一方でスポーツをずっとやってきた身としては行動経済学の解説に無理やりもっていってるような印象を受けてしまう部分もある。まさにそういったものがバイアスなのだとは思うが、一方向からの目線で語られてる部分も少なからずあるとは感じた。

    0
    2024年10月28日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!