作品一覧

  • 命をつないだ路面電車

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    希望を捨てずに生きのびた少年の勇気の物語。 1943年10月、イタリアの首都ローマのユダヤ人居住区。12歳の少年エマヌエーレは、ナチスドイツ軍がユダヤ人を連行する混乱の中、その場から逃げだし路面電車の中に身をかくした。 停留所を一つ、また一つと乗り越し、息をひそめて市内を揺られていく。 見つかったら、強制連行されてしまうのだ。 これは、ナチスによるユダヤ人強制連行から逃れ生きのびた少年の実話を元にした希望と勇気の物語だ。

ユーザーレビュー

  • 命をつないだ路面電車

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イタリアのホロコースト物語をはじめて読んだ。大2次世界大戦で始めに枢機国軍から離脱したイタリアについて、事実としては承知していたが、降伏後のイタリアの状態について、想像したことがなかった。
    裏切り者としてドイツ軍からの報復を、連合国軍からの攻撃を受けるようになったイタリアでの生活はどんなものであっただろうか。
    今まで思い至らなかったことに愕然とした。人は、自分と関係のないことに興味を持つことができない。そのことに気づかせてくれる読書のありがたみを改めて認識することができた。

    0
    2026年08月09日
  • 命をつないだ路面電車

    Posted by ブクログ

    12歳のユダヤ人の少年の体験をもとにした児童書。
    「何としても生き延びて欲しい……」
    そんな母の切なる願いと、路面電車の車掌さんたちの善意が少年の命を救う。

    ユダヤ人の彼を匿うということは、本当の意味で命を懸けた人助けであり、誰にでも出来ることじゃない。
    とっさに少年を救うために行動した人たちは称賛に値すると思う。

    『小さなことでもいい。ひとりひとりが自分にできることをするべきなんだ。』

    少年の心には、きっとあの日の車掌さんの言葉がずっと心に在り続けていたのだろうと思います。
    どんな時も他者を思いやり、自分に出来ることをする。誰もがそんな風に行動できたら、きっと世界は今よりもよくなるのに

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    2025年07月24日
  • 命をつないだ路面電車

    Posted by ブクログ

    不条理な事ばかりで憎しみと恐怖が渦巻き、重苦しく辛い日々を生きる中で親切な人もいたことに少しでも希望を感じた。
    悲しくても人生は続き、それでも生きていかねばならない。「お願いだから人生を悲劇で終わらせないで」という母の言葉が胸に響いた。

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    2025年08月31日
  • 命をつないだ路面電車

    Posted by ブクログ

    実在の人物から著者が長い時間をかけて話をきき、子ども向けに書いた物語。ホロコーストものだけど、舞台がイタリアで、オーストリアやドイツとはまたずいぶん状況が違っていたのだということがわかる。
    エマヌエーレ少年が乗りこんで2日半ぐるぐる回った路面電車の運転手さんがなんともやさしくて救われる。ユダヤ人をかくまったら自分にも累が及ぶかもしれないのに、マフラーを貸し、お弁当をわけ、トイレ休憩もさせてくれて。まっとうな大人がいるっていうことが、子どもにとってどれだけありがたいか、児童書を読むとたびたび感じる。

    第二次世界大戦は「日独伊三国同盟」ってすごく単純化したものを教わっていたけど、そんなに簡単じゃ

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    2025年06月26日
  • 命をつないだ路面電車

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦末期、ローマで起きた
    ナチスによるユダヤ人強制連行。
    すんでのところで逃れた少年エマヌエーレは
    街を循環する路面電車に潜り込む。

    実話をもとに、少年目線で書かれた話。
    車掌さんたちはユダヤ人と知りながら
    自分の親戚の子供を
    ちょっと乗せてるだけですよって感じで
    ナチスの検問からかくまってくれる。

    でも、もちろん逆の反応をする人もいて
    どこの国でも決してひとつの顔しか
    持たないわけではないということ。

    巻末に、モデルになった方の現在のお姿や
    路面電車の写真などが掲載されています。

    0
    2026年04月16日

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