桜井真城の作品一覧

「桜井真城」の「雪渡の黒つぐみ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 雪渡の黒つぐみ
    3.0
    1巻1,881円 (税込)
    【第18回小説現代長編新人賞受賞作】 「一読して、抜きんでている印象を受けました」(中島京子) 「エンターテインメントのツボをきちんとおさえた力作」(薬丸岳) 「物語が進むにつれて状況が二転三転し、先が気になって仕方がない」(塩田武士) ――選考委員、大絶賛! 日本文学史上、最も「優しくて強い」武器を持つ忍びがおくる、驚愕必至の時代・エンターテインメント! 「この忍者、手裏剣も吹き矢も使わない!?」 伴天連教迫害が進む1625年。 東北では過激な新興宗教・大眼宗の台頭に、隣国との領地争いと、いくつもの火種が燻っていた。 南部藩の若き忍者・景信は、この世でただ一人の“声色使い”。 どんな声も完璧に真似できる唯一無二の喉を使えば、 無数の敵も指一本触れず制圧することができる。 隣国・伊達藩の動向を探る命を受け、諜報活動に挑む景信が目にしたのは 信仰にすがる声なき人々と、闇に身を潜める邪教の黒い陰謀。 背負わされた十字架、お上の掌返し、見ぬふりをされる人々の思い。 いま、この時代にこそ突き刺さる、驚愕の時代エンターテインメント!

ユーザーレビュー

  • 雪渡の黒つぐみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初読みの作家さん。しかも時代小説、しかも岩手・南部藩の方言丸出しで、慣れるまですごい読みにくかったというか、読むのに時間がかかった。でも後半は慣れたのか、いつものスピードで読めたわ。何でこれ読もうと思ったんだっけ、と調べたら、新聞で宮部みゆきさんが書評を書いてたからだわ。第18回小説現代長編新人賞受賞作。それにしては読んだ人が少なすぎる。江戸時代の平和が奇跡的に200年以上も続いたんだから、キリスト教を禁止にしたのはやはり正しかったんだろうか。宗教って何だね、とやっぱり思うね。自害は禁止されてるのに、他人をあっさり殺せるって、そんな教えある?

    0
    2025年07月11日
  • 雪渡の黒つぐみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    宗教の台頭に渦巻く東北の舞台と、
    そこに蔓延る陰謀を探る間者・景信の旅路。
    私にとっては新鮮で読み応えがありました!

    ただ、世界観は素敵で面白かったのですが、訛りに精通がないせいで肝心のセリフが読みづらく‥。
    所々、雰囲気で読み進めていました。

    それと使い所が思ったより少なかったせいか
    ウリの「声色使い」がどこか弱い気が‥。
    さらに、何か確信する場面でも、根拠よりもどこか勘頼りなところが、
    少し物足りないかなと思ってしまいました。

    でも、人間味のある間者・景信のキャラクター性は魅力的で、
    時代背景も奥深さを感じました。
    ラストもどこか含みのある終わり方でしたし^^

    再読してみたらもっと

    0
    2024年08月16日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!