作品一覧

  • 煌めく宝珠は後宮に舞う 1
    4.0
    街角で舞を披露し、人気を博する少女・燦珠は、舞台役者になることが夢だ。しかしこの国では女が舞台に立つことは禁じられていた。ある日、妖しい美しさを持つ男が現れ、後宮にある女だけの劇団・秘華園へと誘う。喜ぶ燦珠だが、即位したばかりの今上帝は、秘華園だけでなく、華劇自体を廃そうと考えていて……。天賦の才を持つ少女は、役者への道を切り開き、舞台という皆の楽しみを守れるのか? 胸躍る後宮ファンタジー、開幕! 一章 梅花、おのずから匂い立つ 二章 燦珠、乱麻を断つ 三章 秘華、輝きに翳の落つ 四章 宝珠、闇を照らす標となるか 五章 鳳翼一閃、暗雲を払う
  • 呪い子と銀狼の円舞曲
    -
    幼い頃に犬神の呪いで声を封じられた令嬢・宵子。家族に見放され、幽閉され生きてきた。 ある日妹に押し付けられ鹿鳴館の夜会へ出席した宵子は、ドイツ貴族の青年・クラウスと出逢う。言葉の壁を越えて惹かれあう二人。 そしてクラウスの計らいで実家から救い出された宵子は、彼の館で初めて幸せな時を過ごした。  一方で帝都での人喰い獣の噂に落ち着かないクラウス。宵子は違和感を覚えながら彼を想い心配する。耳に届いた言葉『薬』とは何を意味するのか――。 孤独な二人が優しい愛を紡ぐ西洋浪漫物語。
  • 後宮の記録女官は真実を記す
    -
    1巻770円 (税込)
    名家の娘でありながら縁談や婚姻には興味を持たず、男装の女官として後宮で働く碧燿。後宮の出来事を正しく記録する――それが彼女の仕事だ。ある時、碧燿のもとに一つの事件が舞い込む。貧しい宮女の犯行とされていた窃盗事件であったが、彼女は記録の断片を繋ぎ合わせ、別の真実を見つけ出す。すると、碧燿の活躍を見た皇帝・藍熾より思いも寄らぬ密命が下る。それは、後宮の闇を暴く危険な任務で――?
  • あやかし遊郭の居候
    4.0
     御一新より時は下った花街で。下働きの千早は突然売られることを知り、行く宛もなく逃げ出した。たどり着いたのは、江戸の御世もかくやと思わせる絢爛な遊郭。戸惑う千早を、綺麗な楼主の朔は迎え入れ、追手はのっぺらぼうが蹴散らす。そこは人の世の外、あやかしの遊郭・月虹楼だった。  あやかしが忘れ去られようという時分、飛び込んできた千早こそ人の世との絆を繋ぐと朔は言う。流されて生きてきた千早だが、恩返しのため月虹楼の手助けをすることに。一方人の世でも、千早を捜し求める者たちがいて……?

ユーザーレビュー

  • 煌めく宝珠は後宮に舞う 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     面白かった!!!衝撃的な1巻のラストから、怒涛の展開にページをめくる手が止まらなかった!

     ただひたすらまっすぐに踊ることがどれだけ難しいか。印象に残っているのが喜燕が正しさを貫くシーン。その壮絶な痛みと喜燕の強さに苦しくなった。
     また、それと同時刻に行われていた想烈の懇願の思惑も最後に明かされ、読みながら燦珠と同じような気持ちになった。「私が、いるもの」の心強さに惹かれたのは、読んでいる私だけじゃないんだろうな、とニヤリ。

     続編もぜひ出していただきたいです!

    0
    2025年03月07日
  • 煌めく宝珠は後宮に舞う 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     面白かった!!!ミュージカルを観ているような気持ちになった。

     燦々と輝く宝珠のように、燦珠がどこまでもまっすぐに踊る姿が眩しかった。霜烈に連れられ右も左もわからない状態で後宮入りを果たした燦珠。打算と陰謀の渦巻く後宮でも、彼女のひたむきさと才に心動かされる人はいて、文字通り舞台の力で動かしていく。燦珠を貶めるべく送り込まれた喜燕が葛藤しながらも、最終的に正しいと思う行動を取るところがすごく応援したくなった。
     舞台も上手くいって大団円…と思いきや、とんでもない展開に!続きも読みます!

    0
    2025年02月22日
  • あやかし遊郭の居候

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。人ならざるものが集う遊郭に迷いこむ冒頭からとても引きこまれた。瑠璃と珊瑚がかわいくて癒される…!
    隠の月、幻の虹。楼主が見世の名前の由来を語るシーンが印象に残っている。時代とともに変わるものもあれば変わらないものもある。人やあやかしたちの祈りや願いにあふれた素敵な物語だった。

    0
    2025年01月26日

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