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  • 人間を知る、経営を知る 松下幸之助 感動のエピソード集
    4.5
    1巻1,500円 (税込)
    昭和2(1927)年、松下電器(当時)が初めてアイロンの開発を手がけたときのことである。松下幸之助は若い技術者を呼んで言った。「合理的な設計と量産によって、できるだけ安いアイロンをつくり、その恩恵にだれでもが浴せるようにしたい。(中略)きみひとつ、このアイロンの開発を、ぜひ担当してくれたまえ」。これに対し、アイロンなどの電熱関係に疎かった技術者は、「これは私一人ではとても無理です」と辞退したが、その後の幸之助の言葉は力強く誠意に満ちていた。「いや、できるよ。きみだったら必ずできる」。その「ひと言」で青年の心は動き、それからわずか3カ月後、幸之助の願ったとおりの低価格で、便利なナショナルスーパーアイロンができあがった。一代で世界的企業を築き上げ、“経営の神様”と呼ばれた松下幸之助だが、成功の陰にはこのような数々の感動的なエピソードがあった。本書には、「役に立たない人はおらん!」「こけたら立たなあかんねん」「伸びる余地はなんぼでもあるよ」「これからは心を入れ替えて出直します」など、部下の心をつかみ、取引先が感激した、幸之助の「ひと言」が満載。人生と仕事に効く139篇のエピソードを紹介している。働く人みんなに贈りたい珠玉の逸話集。『エピソードで読む松下幸之助』を改題の上、加筆、修正して再編集している。

ユーザーレビュー

  • 人間を知る、経営を知る 松下幸之助 感動のエピソード集

    Posted by ブクログ

    『人間を知る、経営を知る』は、松下幸之助氏が経営者として実践してきた人間理解の大切さ、そしてそれを基盤とした経営理念を探るエピソード集です。松下氏が企業を成長させ、数多くの困難を乗り越えながらも「人を知ることこそ経営の要」として取り組んできた背景が、感動的なエピソードを通じて深く描かれています。この本を読んで、私も改めて「人を知り、信頼を築くこと」が企業成長の礎であると強く実感しました。

    1. 「人を信じる」経営姿勢

    松下幸之助氏が常に掲げていたのは、「人を信じる」という考え方です。これは単なる人材管理にとどまらず、相手を一人の「人間」として尊重する姿勢から生まれるものです。松下氏は、信頼

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    2024年11月26日
  • 人間を知る、経営を知る 松下幸之助 感動のエピソード集

    Posted by ブクログ

    松下幸之助さんの言行録です。似たような本は多く出版されていますが、現代の経営者でここまで多く人の手本となっている人もまたいないのではないでしょうか。

    通して読み、この本で伝えたかったことは何だろう…ということを考えた場合、それは「仕事への向き合い方」「人への向き合い方」だと思います。

    自分の仕事ではないと言って手を抜くことを叱ったり、褒めるときにはきちんと本質を見抜いて褒めたり、周りの協力を引き出す頼み方を伝授したり…。そういったエピソードは、色々なものへの「向き合い方」を見つめ直す一助となりました。

    一から十まで真似をしようとは思ってもできませんが、時々読み返してみて、自分自身が道に外

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    2024年07月28日

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