★感想
現場の人の想いがとても伝わってくる。
読ませてもらったことで、視点が広がり、
かなり整えられた。そして、研修、よい空気感
での対話が生きる喜びや仕事のやりがい、魅力を
倍増させるって感じた!
☆☆☆誤解を恐れず言うと、
障害がある人たちの脳のエラーのせいで
こだわりやパニックがあるだけなので、
私たちは授かった脳や心(観察、知識、工夫、愛、手)
を使って豊かな暮らしをつくることができる、
ほつれた心(糸)を、丁寧につなげることができる、
凸凹道すぎは疲れるから、穏やかな道を誘導する、ゆっくりやろう言える=守る(養護)ことができる。
深く考えず、ただそれだけ。
生きる力がある。役割を楽しむことができる。
そう思ったらなんだか明るい気持ちになった!
★心に留めたい、走り書きメモ
・日課の黄金比 安心8:挑戦2
・smallstep4段階 3段階でリワード(ご褒美お菓子等)
・支援は準備で90%決まる
→10個取り組み、上手くいくのは2,3個。
・PDAF積み重ね=assessmentが深まっていく
・人の生活(暮らし)3つの視点が大事
→身の回り(買い物)、働く、余暇(enjoy、relax、好き)を明確にすることで、目標や支援方法がclearになる
・日本人の文化、海外にも様々な文化があるように、自閉症の人たちにも文化があり、その文化を知ることが必要。私たちの役割は、理解し歩み寄る。混ざり合っていければ、みんなが素晴らしい人生に!
・職員間、チームでコミュニケーションを図り、それぞれの価値観をすりあわせる→よりよい支援
・やりがいとは?
まだまだ知識経験不足、至らない点もあるが、目標達成、結果だけでなく根拠ある支援、手立てを実践し、チームで絆が深まっていく、積み重ねていく過程が楽しい。家族からの感謝の言葉をもらえることやりがい。
・P84 ~ 心掛けとは?
1.共に楽な場所・活動は何か?を模索、変えていく
よい空気感
2.他者に相談、第三者の目で見てもらう
3.P119支援者であるまえに感情を持った人だから負の感情もあって、それを受け止める、気付く、その場を離れる勇気も。
★「答えを出すのは本人です」
環境が合わなければ、問題行動として私たちにそれを伝えてくれる。合っていれば、本来の姿を見せてくれる。そしてその中で本人も成長していく。その成長にあわせてまた環境を微調整する。
「あきらめ」ではなく、未来の本人への姿、希望を持ち壁を乗り越えていく。
p149 虐待をしてしまうメカニズム
1.ケアは上下関係ができやすい
2.感情の等価交換がしにくい
3.支援者の期待と行動ギャップが重なり合った時
心のコップ、感情が溢れ虐待になる一つの要因
野沢和弘氏の書籍より
人間のあくない愛着や情熱を併せ持つ支援者でないとなかなか務まらないように思います。現場での人間科学の探求という役割が「行動援護」にゆだねられているのです。支援者がその役割を自覚して、新たな価値観(魅力)で障碍者福祉の分野を築くことが福祉の枠を超えて、この時代の重要な役割を演じることになる かもしれません。