日本国内には、年に一度、数年に一度、年に数度、
或いは未公開の、出会いが難しい来訪神が数多居る。
それぞれの地域ならではの、個性豊かなその存在を紹介する。
・はじめに ・全国来訪神登場マップ ・この本について
・本書の利用法/現地に出かける際の注意点→これ大事です!
北海道・東北地方の来訪神・・・猿
...続きを読む田彦・ヤマハゲ・加勢鳥など。
関東地方の来訪神・・・ボウボウサマ・マダラ鬼神・龍神など。
中部地方の来訪神・・・アマメハギ・百足獅子・田の神さまなど。
近畿地方の来訪神・・・摩多羅神・天狗・鬼など。
中国・四国地方の来訪神・・・トイトイ・ベチャ・牛鬼など。
九州・沖縄地方の来訪神・・・ボゼ・ミルク・フサマラーなど。
・来訪神登場日カレンダー ・監修のことば ・参考文献
表紙や文中のイラストで軽いかな?と思ってたら、
とても真面目な内容でした。短文ながらも、由来や
行事のあらまし等が分かり易く紹介されています。
神の世界からヒトの元へ現れる、来訪神。
地域の人々に慈愛をもたらす、来訪神。
五穀豊穣、豊漁豊作・厄除け・厄落とし・火伏せなどをもたらす
その姿は、異装・仮面・巨大・鬼・天狗・獅子・龍など。
正体不明の神様・姿が見えない神様も。神仏混淆もある。
穏和な方がいれば、手荒な方もいる。
そして、執り行う地域の人々の熱意も感じられました。
ただ、少子化問題や過疎化は、担い手にも圧し掛かる問題。
それでも、中断したが、また復活した行事もある。75年ぶりも。
しかも、他にも来訪神はあちこちにいるらしい。
さすが八百万の神々が集う、日本だなぁ。