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  • 元外交官が大学生に教えるロシアとウクライナ問題
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    元モスクワ日本大使館勤務の外交官であった著者が肌で感じた冷戦下の“敵対国ソ連”。約5年間のモスクワ在住中に体験したさまざまな出来事からその国民性を語っている。1991年、ソ連は崩壊したが、その国民の気質と考え方は現在の“敵対国ロシア”と通じていると言えるのではなかろうか。また本書ではプーチン大統領が2021年に発表した論文から、その歴史認識を読み解くことで、なぜプーチンが「特別軍事作戦」を起こし、ウクライナを侵略しようとしているのか、私たち一般の日本人には決してわかりえない“プーチンの戦争”の背景などを読み説いている。加えて、現在も声楽をたしなみモスクワで多様な旧ソ連の文化に親しんだ著者だからこそ、このウクライナ戦争が、彼ら両国が持つ文化遺産までも壊滅させるおそれを憂う。私たち日本人にとっても決して無関心ではいられないこの戦争。「平和な居場所」を失っているウクライナの人々に私たちはどのようにして手を差し伸べることができるのだろうか。日本は、なにをすべきだろうか。さまざまな観点から語られるウクライナ戦争の現実を、とくに戦争を知らない戦後の日本社会に生きる大学生、Z世代の若者こそ、本書を読むことによってぜひ感じていただきたい。

ユーザーレビュー

  • 元外交官が大学生に教えるロシアとウクライナ問題

    Posted by ブクログ

    題名の「元外交官が大学生に教えるロシアとウクライナ問題」を見て、何となく思ったような雰囲気でもなかったかもしれない。外交官として活動した長い経験を有する著者が、読者層として大学生位の人達を想定して綴ったエッセイというような感じである。
    「大学生」とでも言えば、「20歳代に差し掛かったばかり」というような年代を思い浮かべると思う。現在であれば、概ね2000年頃、または2003年頃迄に生れたような世代という感であろうか。とすると、個人差が大きく、様々な事情も在るので一般化はし難いとは思うのだが、前述の「大学生」という世代の人達が、例えば「父母が30歳を挟むような年代に生れた」とでも想定すると、父母

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    2024年03月20日

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