望月公一の作品一覧

「望月公一」の「保守の旅路」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 保守の旅路
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    政治家人生37年。大蔵省出身の財政通として、初当選から引退まで自民党税制調査会で活動。消費税導入に道を開いた。選挙制度改革による小選挙区制導入で、国会議員の「小粒化」が指摘される近年、戦争を経験し、中選挙区制のもとでし烈な選挙を戦い抜いてきた伊吹氏は、いまや数少ない戦後政治のかなりの期間を知る「保守政治家」といえる。政策、党務、議会に精通し、「保守とは謙虚な思想である」というのが伊吹氏の信条。伊吹氏の人生をたどることで、戦中戦後の社会と政治、そして保守政治の歩みと思想を浮かび上がらせる。

ユーザーレビュー

  • 保守の旅路

    Posted by ブクログ

    衆院議長、財務大臣、文科大臣、自民党幹事長、志帥会会長等を歴任した伊吹文明の回顧録。大蔵官僚時代に渡辺美智雄大蔵大臣の知遇を得て衆院議員となり、渡辺側近として長く仕えたため渡辺から政治家として多くのことを学んだと述べている。
    大蔵官僚出身らしく財政規律を重んじ、かつての党税調には批判を恐れず財政規律を守ろうとする税制に通じた政治家がいたが、今はそのような政治家がいないことを嘆いていた。また、エドマンド・バークをしばしば引用し、保守とは何かについて語っており、自他共に認める保守政治家だが、自身が保守であることへの矜持を感じた。
    衆議院議長としては、国会の国権の最高機関としての権威をいかに守るかに

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    2025年01月05日
  • 保守の旅路

    Posted by ブクログ

    「聞き手」が聞いて、編集されているからだろう、極めて読みやすい。
    当事者の中からの印象と外からの印象は違うのが当然なので、ここは丸呑みでは無く、合わせて判断したい点も多々ある<金丸氏の印象など
    また、自民党同士で争う不毛な中選挙区制への評価も、当事者とは異なっても仕方ない。
    昔の自民党税調を懐かしむ記述があるが、これはパイが拡大する時代と現在のギャップを感じた。

    「新聞各社の主張と対立する政策が議論されるときには、なぜか与党のスキャンダル報道があり」という一文には、本邦の自称マスコミは、昔から変わらねえなあと思いました。

    驚いたのは、伊吹先生が「医療保険の自己負担」に若手議員として携わって

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    2024年11月02日

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