ジョン・ブリーンの作品一覧
「ジョン・ブリーン」の「儀礼と権力 天皇の明治維新」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジョン・ブリーン」の「儀礼と権力 天皇の明治維新」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は、明治維新を軸に、近代の天皇を”儀礼”の観点から語ろうとするものである。
第一部は天皇論が中心。権力関係の形成は儀礼を必要とするし、権力関係を抜きにしては儀礼は理解できない、そのような問題意識から、著者は、近世を脱皮した天皇が近代化する過程の考察について儀礼論的アプローチを取ると言う。
面白かった章は、次のとおり。
「第一章 孝明政権論」文久2年(1862)の2度の勅使下向、文久3年の将軍家茂の上洛、孝明天皇の行幸、元治元年(1864)の再度の将軍上洛と、大きなイベントが続いた。特に230年振りの将軍上洛の意義について、エドワード・シルスの「センター論」に拠って、近世国家セン