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  • 儀礼と権力 天皇の明治維新
    値引きあり
    4.0
    1巻715円 (税込)
    儀礼的行為を通じて天皇が「万世一系の体現者」として、「文明的君主」として〝振る舞う〟ことは、近代初期の日本における天皇の重要な役割だった。近代国家・日本と天皇の関係に、儀礼論的アプローチから迫った画期的試み。
  • 儀礼と権力 天皇の明治維新

    Posted by ブクログ

     本書は、明治維新を軸に、近代の天皇を”儀礼”の観点から語ろうとするものである。
     第一部は天皇論が中心。権力関係の形成は儀礼を必要とするし、権力関係を抜きにしては儀礼は理解できない、そのような問題意識から、著者は、近世を脱皮した天皇が近代化する過程の考察について儀礼論的アプローチを取ると言う。

     面白かった章は、次のとおり。

     「第一章 孝明政権論」文久2年(1862)の2度の勅使下向、文久3年の将軍家茂の上洛、孝明天皇の行幸、元治元年(1864)の再度の将軍上洛と、大きなイベントが続いた。特に230年振りの将軍上洛の意義について、エドワード・シルスの「センター論」に拠って、近世国家セン

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    2022年01月16日

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